インドネシアで開催中の「KUSTOM FEST(カスタム・フェスト)」とは?
東南アジアはバイクの主要市場であり、インドネシアはタイやフィリピンを凌ぐ二輪車販売台数を誇る。バイク大国・インドネシアのジョグジャカルタ(この地は豊かな文化と歴史的遺産で有名)で毎年開催の「KUSTOM FEST(カスタム・フェスト)」は、カスタムカーやカスタムバイクだけでなく、エンターテイメントなどジャンルを超えた様々な作品を披露するショー。インドネシアの豊かな文化を反映した、ユニークなカスタム&アート作品が展示される。
ベース車両:カブ
写真は2025年の「KUSTOM FEST(カスタム・フェスト)」にも展示された、ホンダ カブ(年式や車種は不明)をベースにしたカスタム。製作したのはインドネシアのビルダー。
SF映画に出てきそうな近未来的なスタイルにアレンジされた同車は、「本当にカブがベースなの?」と思わせる変貌ぶり。フロントマスク、タンクカバー、サイドカバー、シートカバー、スイングアームが一体となった外観は、煌びやかなメッキやバフ仕上げのシルバー系カバー類で構成。かろうじてエンジンの腰下部(丸い箇所)が「カブなのかな」と確認できるのが特徴だ。
前後ホイールはリム・ハブ・スペーサーのスリーピース構造とし、芸術的なボディ部とのバランスも良好。フロントフォーク部にもメッキのカバーをコーディネイトするなど、独創的かつオブジェのような革新派のバイクスタイルを演出している。
インドネシアのカブ「ブラックアストリアEX」 ※1995年モデル
角張った外観がポイント! “インドネシアらしい”シャープなイメージ
ホンダコレクションホールに展示されたインドネシアのカブ「ブラックアストリアEX」。※注:同車は上記のベース車両ではありません
世界に誇るスーパーカブは、国々によってフォルムや仕様が異なるのが特徴。それは東南アジアも同じ。隣接したアジア同士といえど、庶民の好みや趣向、文化や生活習慣は国によって異なるため、姿カタチも変化しているのが面白いところ。
ホンダはインドネシアにおいて、1972年から国内でも発売されたスーパーカブC70/C90の生産を開始。大きな特徴はインドネシアの「アストラ社」との合弁事業を反映したネーミングが与えられたこと。1988年以降は、「C90系アストリアスター」や「C100EX系アストリア」が加わった。
「C100EX系アストリア」の特徴は、アセアン諸国では定番の角張ったデザインに加え、メインカラーにブラックを採用したこと。インドネシアでは、黒色には“力強い(インドネシア語でGAGA)”という良いイメージがあり、日本のカブではほぼ採用されなかった黒を採用。「C100EX系アストリア」はパワフルなエンジンや快適な乗り心地で大ヒットとなった。
●ブラックアストリアEXの主要諸元
エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC97cc
最高出力:7.5DK/8000rpm(JIS)
自動遠心式クラッチ4段リターン
重量:91.1kg
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