連載

西川淳の自動車1Weekダイアリー

半分がマラネッロがらみ!?

今年の最後を飾る海外出張にポルトガルまで出かけた。思えば2025年最初の海外取材もポルトガルだった。羽田からミュンヘン経由でリスボンまで、同じ便の飛行機に乗りつぎ、目的地で跳ね馬をテストするというところまで同じという奇遇。おかげさまで今年も海外取材には恵まれたが、そのうち半分がマラネッロがらみというから、これもまたすごい話。それだけ勢いがあるということだろう。

12月第1週

2025年12月1日(月)

BMW iX60
BMW iX60

業界ライブから一夜明けてBMW iXを返却。新幹線で京都へ。日本にいながらにして直球のイタリアンを味わえる秘密のリストランテへ。

2025年12月2日(火)

自宅で溜まった原稿を執筆。

2025年12月3日(水)

午後から伊丹空港へ行き、ラウンジでPCに向かっていたら国産メーカーの広報から直電が。COTYの投票も終わったというのにいったい何だろうといぶかしみつつ出てみれば、とある試乗会に今日申し込まれているけど来れますか?と。しまった、失念していた。けれどもまだ大阪で、テスト会場は横浜周辺。もう間に合わない。スマホに向かって平身低頭で謝る。最近ちょっと物忘れがひどいようだ。気をつけないと、と思うけれど、気をつけることを忘れているのだから、世話がない。夜便で羽田からミュンヘンへ。機内泊。

2025年12月4日(木)

ポルトガルの港町ファーロ
ポルトガルの港町ファーロ

ミュンヘンでの乗り継ぎが5時間以上。原稿をまとめて仕上げる絶好のチャンスだったけれど、ちょうどCOTYの発表があったのでライブ中継を観る。今年のイヤーカーは「スバル フォレスター」、輸入車トップは「フォルクスワーゲン ID.Buzz」となった。おめでとうございます。ちなみに私のイチオシは「ホンダ プレリュード」。そのほか、全選考委員の講評やモデル寸評などは公式サイト<https://www.jcoty.org/result/>からどうぞ。ポルトガルの歴史的な港町ファーロ近郊のリゾートホテル泊。

2025年12月5日(金)

フェラーリ アマルフィ
フェラーリ アマルフィ

夜中の1時半に目覚める。2時からトヨタのスポーツカー発表があると思い出し、頑張って視聴。「GR GT」、「AMG GT」とよく似た感じかな? 午前中は「フェラーリ アマルフィ」に試乗。アマルフィというからイタリアのアマルフィで乗ることと楽しみにしていたと広報レディに質問したら、あそこは気持ちよく走る道がない、とのこと。確かに以前、カヴァルケードで走ったときもほとんどパレード状態だった。午後からはファーロ観光。

2025年12月6日(土)

フェラーリ アマルフィ
フェラーリ アマルフィ

2時半ごろ目を覚まし、そのまま原稿を執筆。海外取材はたいてい2泊4日規模なのでボケを直す暇がない。つまり現地ではボケたままだから、裏を返せば帰国してもボケることはない。そこだけが弾丸ツアーの良いところ。その代わり現地ディナーがとても眠くて辛いけれど。帰りはフランクフルト経由で羽田へ。

2025年12月7日(日)

夕方羽田着。夜は某編集者と肉を食らう。ポルトガルでは魚ばっかりだった! 都内泊。

2025 12/1〜12/7

走行距離 約300km 試乗車数 1台

2025 11/1〜12/7累計

連載期間中総走行距離 約7900km 総試乗車台数 48台

「ディーノ246GTS」と「フェラーリ 12チリンドリ」

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2025年11月、還暦を迎えたモータージャーナリスト西川淳。言わずもがなのスーパーカー界の重鎮である。60歳の節目を迎えた西川淳が、日々どんなクルマに乗って、何を感じたのか徒然なるままに語る連載の4回目。

連載 西川淳の自動車1Weekダイアリー

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