次世代メルセデスSクラス、ドライバー不要に！レベル4テクノロジーが自動運転車へと変貌
自動運転レベル4、いよいよ乗用モデルで実現か
ステランティスは、今年初めにレベル3の半自動運転システムの開発を棚上げしたと報じられたが、それでも同社はグローバルなロボタクシーとの提携を発表した。
この提携により、ステランティスはUber、Foxconn、NVIDIAと提携し、自動運転車を共同開発し、世界中で展開していくことになる。
ロボタクシーは、DriveOSオペレーティングシステムとDrive AVソフトウェアを含むNVIDIA Drive AGX Hyperion 10自動運転車両アーキテクチャを採用する予定だ。
これにより、レベル4の自動運転が実現し、車両には安全のための冗長性が備えられる。
計画通りに進めば、ロボタクシーは2028年に生産開始となり、まずは米国で展開される予定だ。
両社は約5,000台のロボタクシーから開始することを目指しており、最終的には世界中の一部の都市に拡大する予定だという。
自動運転に関するその他のニュースとして、NVIDIAはメルセデス・ベンツSクラスが、「高級感、安全性、そして最先端の自動運転技術を組み合わせた、卓越した運転手付きレベル4体験」を提供すると発表した。
レベル4システムは従来、自家用車ではなくロボタクシーに限定されていたため、これは大きな進歩と言えるだろう。
理論上は、クルマで通勤する代わりに、後部座席に乗り込んでくつろぎ、メールをチェックしたり、昼寝をしたり、その間にクルマが全ての作業をこなしてくれるようになるのだ。
NVIDIAはDrive AGX Hyperion 10プラットフォームがThorシステムオンチップと前述のDriveOSを搭載していることを明らかにしている。
これらは、LIDARセンサー、14台の高解像度カメラ、12台の超音波センサー、9台のレーダーを含むマルチモーダルセンサースイートによってサポートされている。
現在、メルセデス・ベンツは、Sクラス改良新型を開発中だ。
改良新型では、ハイパースクリーンディスプレイを備えた、まったく新しいダッシュボードを採用すると噂されているほか、いま流行の助手席用スクリーンも搭載などが期待されているが、次世代型ではかつてないほど飛躍的な進化が期待できそうだ。
