真庭速祭を沸かせたFL5が登場

2JZオーナー必見のエンジンパーツも展示!

岡山県・木山街道を封鎖して行われた「真庭速祭」のチューンドクラスにおいて、アルボーS2000、RE雨宮RX-7に次ぐ3番手タイムを記録したのが、HKSのFL5型シビックタイプRだ。

車両は軽量化によりノーマル比マイナス200kgを達成しているものの、エンジンは純正タービンのままブーストアップ仕様。真庭速祭では安全マージンを考慮し、最高出力383.3ps、最大トルク60.4kgmという設定で挑んだ。

「ドライバーの谷口信輝さんから“まだパワーを上げられる”というフィードバックがあったので、イベント後にECUを再セッティングしました。4000~5000rpm付近にあったトルクの谷を解消し、現在は399.9ps/60.6kgmまで引き上げています」と語るのは、HKS広報の近藤さん。

HKSが改めて注目しているのが、FL5純正タービンの高いポテンシャルだ。まずは究極のブーストアップ仕様で限界値を見極め、その後にタービン交換へ進む予定だという。ただし、現時点で大きな課題となっているのが、純正ECUに設定されたトルクリミッター。駆動系保護のためか最大約60kgmに制限されており、今後のエンジンチューンではその攻略が鍵を握る。

「このFL5はTRB(筑波レコードブレイカー)ではなく、“レーシングパフォーマー”という位置づけです。実験車両でありながら、サーキットでのタイムも本気で狙っていきます。当面の目標はFL5筑波最速ですね」と近藤さん。

FL5関連では、発売間近となるSタイプオイルクーラーキットや、リプレイスメントステアリング・タイプSなどの新製品も展示される。

さらにHKSブースには、車両販売事業『THE HKS(ジ・エッチ・ケー・エス)』から生まれたR35GT-RとGRヤリスも登場。R35は同ブランドの最高峰「ディメンションZ」、GRヤリスは中核モデルとなる「ディメンションY」に位置付けられ、それぞれ見応えあるチューニング内容となっている。

パーツ展示も見どころ満載だ。従来ドラッグ用途を主眼に開発されていた2JZ用3.4Lキットに対し、高回転・高出力化を狙って新設計された「2JZ用3.4Lキット ハイエンドモデル」が公開。ピストンにはBCD(ブリッジ・コンセプト・デザイン)を採用し、クランクシャフトやコンロッドも専用品となる。なお、従来モデルとの併売も予定されている。

また、ピストンリングタイプLFも注目アイテムだ。LFはローフリクションの意で、RB28キット用に続き、2JZ用3.4Lキット(87.0φピストン)向けにも設定。張力や合い口形状の見直し、オイルリングの3ピース化により、摺動抵抗を低減しながらブローバイガスの抑制を図っている。

車両からパーツまで、攻めの姿勢を崩さないHKS。その最前線を体感するためにも、ぜひHKSブースに足を運んでほしい。

●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

「オーバー380馬力、解禁!」HKSが本気で仕上げたFL5シビックタイプRの現在地

ハイフロータービンGT4845の投入により、FL5シビックタイプRが380psオーバーへ到達。マフラー、ECU、冷却系まで抜かりなく強化されたHKSの最新チューンは、ストリートでの扱いやすさとサーキットでの速さを高次元で両立する。さらに筑波タイムアタックを見据えた軽量デモカーも進行中。その全貌に迫る。

【関連リンク】
エッチ・ケー・エス
https://www.hks-power.co.jp