新型日産「ジューク」はEVに!? 最大150馬力＆航続距離400kmで2027年に日本発売の噂も……

日産が現在開発進める、クロスオーバーSUV「ジューク」次期型の最新プロトタイプをスクープ班のカメラが捉えた。

日産は歴史上最も困難な時期を迎えているとはいえ、新型車の開発を諦めるつもりはないようだ。つい数日前、新型日産リーフの価格が発表されたばかりだが、まもなく販売店に並ぶのはリーフだけではない。日産は、ラインナップの中でも最重要モデルのひとつである新型車の新型開発に取り組んでいる。このモデルについては、これまで極秘にしてきたものの、もはや隠し通すことは不可能となっているようだ。

初代ジュークは、2010年に発売、個性強いデザインで日本でも瞬く間に人気モデルへと成長した。2019年に第2世代が欧州で発表され、当然日本で発売されると思われたが、キックスの登場により2代目の国内販売はされなかった。

ジューク次期型は、最も待望されていたBセグメントSUVのひとつだ。捉えたプロトタイプからは、新型モデルはプロポーションだけでなく、初代ジュークの特徴的な特徴もいくつか受け継いでおり、世界の人々を驚かせた初代モデルへの回帰と言えるだろう。

短いボンネット、ヘッドライトのデザイン、そして新型日産モデルの公式プレビューで見られた、より魅力的なライトシグネチャーの一部まで、はっきりと見て取れる。グリルのデザインは滑らかな表面で、大型フロントバンパーの一部を形成し、スカート部分にグリルが露出している。

アルミホイールは新しくなっており、最近発売されたリーフと非常によく似たデザインが見てとれる。また、フロントドアの形状、特にウインドウのデザインで、新型ジュークを見分けることができる。より傾斜したフロントガラスピラーとフローティングルーフ、そしてリヤウィンドウもジュークの特徴で、ドアハンドルは再びガラスの近くに配置されている。

リヤセクションでも、新しいデザインはスポーティなスタイルを踏襲し、テールゲートはより傾斜し、テールライトは横方向のライトバーで繋がっている。

車内には、ハイテクなダッシュボードが搭載される。センターコンソールには大型デジタルスクリーンが配置され、新型マイクラよりもさらに先進的なデザインとなるだろう。
ジュークは完全電気自動車になることが決定している。実際、センターピラーに電気系統の危険を知らせる警告灯が、この日産モデルのパワートレインを裏付けている。

新型日産ジュークはユーティリティビークルの地位をはるかに超える存在であり、ボンネットの下には最高出力120psと150psの2つの最高出力レベルを持つ電気モーターと、最も経済的なバージョンで最大300km強、最も好電費のバージョンで400km以上の航続距離を実現するリチウムイオンバッテリーが搭載される。開発は進行中であるだけでなく、プロジェクトはすでにかなり進んだ段階に達しているため、この新型日産ジュークは2026年の大型リリースの一つとなるだろう。

BEVとなる新生ジュークのワールドプレミアは、2026年初頭に開催されるブリュッセルモーターショーが最有力候補となっている。欧州では2026年に発売されるが、もし日本市場に導入されるならば、2027年に期待できるだろう。