モデル名は「Mayon」と「Barnato」が有力候補
ベントレーの次期電気アーバンSUVが再び公の場に姿を現した。今回は、以前のプロトタイプをベンテイガに見せていた、重たいプラスチック製のアクセサリーや、漫画のようなヘッドライトが削除された。冬季テストでの最新スパイショットでは、ブランド2番目のSUVであり、初のフルEVであるこのSUVの姿をこれまでで最も鮮明に捉えている。
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全体的な形状は以前のスパイランからお馴染みのものだが、生産型ドアが剥がされ、カモフラージュが洗練されたファンキーな新しいラップにまとめられたことで、シルエットはよりすっきりとしている。
ヘッドライトは、ベントレーが私たちの目を欺くために使用した、偽の円形デカールではなく、本物のライトユニットが確認できる。
しかし、インテリアにも同様に大きなニュースがあった。初めて撮影に成功したインテリアには、ポルシェ・カイエンのフローディスプレイに似た、大きく広がる曲面OLEDディスプレイがセンターに配置されている。これは、両モデルが同じプレミアム・プラットフォーム・エレクトリックを採用していることを考えると、当然のことだろう。
ハードウェアは純粋なフォルクスワーゲン・グループ製で、アウディQ3で初めて採用された多機能左側ステアリングコラムや、VW ID.4と同様のトランスミッションセレクターとして機能する右側ステアリングコラムなどが搭載されているが、素材は紛れもなくベントレー製だ。
また、プロトタイプにもかかわらず、上質なレザー、磨き上げられたメタル、そしてブラック、レッド、クロームで装飾されたステアリングホイールなど、豪華なカラーリングが見受けられる。
ベントレーのCEO、フランク・ステッフェン・ヴァリザー氏は、すでに驚異的なバッテリー容量と同社史上最速の充電速度を約束している。一方、ベントレー独自のティーザーでは、このアーバンSUVはわずか7分で100マイル（160km）の航続距離を延長すると謳っている。
カイエン エレクトリックの出力は、現在ベースモデルのノーマルモードで 408PS/300kW、最上級グレードのターボ（ローンチコントロール設定時）で1155ps/850kW。ベントレーの新型SUVはそれと同等、あるいはそれ以上のパフォーマンスが期待できるだろう。
ベントレーのベースパワートレインは、ポルシェが来年発表するカイエンS EVでラインナップに追加される約612PS/450kWのオプションになると予想される。
最終的な名称はまだ不明だが、ベントレーは「Mayon」と「Barnato」を商標登録しているため、どちらかが採用される可能性がありそうだ。確かなことは、このアーバンSUVはクルー工場で生産され、2026年末に発表、2027年に販売開始されるということだ。
