一旅いこうぜ!「Life with Adventure」から始まる冒険の旅へ

今週末から幕張メッセで開催される「東京オートサロン2026」。数多くのメーカーやチューナーが最新カスタムやコンセプトを披露するなか、スズキのブースは、ひときわ“冒険”を想起させる空間となりそうだ。今回のブースのテーマを「Life with Adventure」として掲げ、ただクルマのスペックや造形を見せるのではなく、その先に広がる時間や行動、そして感情までを含めて、ユーザーに新たな体験を提示しようという仕掛けがブース全体に散りばめられている。

「JIMNY NOMADE MONSTER HUNTER WILDS Edition」は、「もし、モンスターハンターの世界にスズキがあったら」をテーマに、広大な砂原を駆け抜け、冒険へと飛び出すシーンをイメージして造りあげられた。

なかでも、今回のスズキブースで最も話題を集めそうなのが、人気ゲーム「モンスターハンター」と「ジムニーノマド」のコラボレーションモデルである「JIMNY NOMADE MONSTER HUNTER WILDS Edition」の展示だろう。

「もしモンスターハンターの世界にスズキのクルマが存在したら」という仮想設定を起点に、ゲーム内に登場する「簡易キャンプ」をモチーフとして、まるでゲームから飛び出してきたかのような臨場感あふれるグラフィックを施している。ジムニーノマドのラギッドな車体に、モンハンのフィールドの空気感を思わせる装飾は「未知の世界へ踏み込むための乗り物」という役割を強く印象づける。

荒野を進み、道なき道を進むというモンスターハンターの冒険性は、ジムニーが長年培ってきた走破性やタフネスと重なり合う。現実のクルマがゲームの中のストーリーが地続きに感じられる没入感は、まさに、冒険の世界へ踏み込んでいくための“相棒”という役割を想起しワクワク感を刺激する。遊び心あふれる一台に注目だ。

モンスターハンターのゲーム内で移動手段や相棒として登場する「セクレト」をモチーフに、冒険のワクワク感を表現している。

同様に、DR-Z4Sをベースとしたモンスターハンター仕様のカスタムモデル「DR-Z4S MONSTER HUNTER WILDS Edition」も登場。二輪という身軽なモビリティを通じて、フィールドを駆け抜ける感覚や冒険のスピード感を表現する存在であり、四輪と二輪を横断して「Adventure」というキーワードを、スズキならではの手法で立体的に描いている。

「日常を彩り、感性を運ぶ」自分らしいスタイルの新たな提案

一方で、より日常に近いシーンからワクワク感を喚起させるのが、新型XBEE(クロスビー)をベースとした「新型 XBEE Nature Photographer(ネイチャーフォトグラファー)」だ。

「新型 XBEE Nature Photographer」は、タフで上質感あふれるカスタマイズを施し、こだわりのあるアクティブな方が、趣味のカメラを楽しむシーンを表現している。

「日常を彩り、感性を運ぶ。山へ、街へ、カメラと歩む上質な一台」がテーマ。山や街を行き来しながら、カメラを手に日常のふとした瞬間を切り取る。そんなライフスタイルを想起させる演出を「日常を彩り、感性を運ぶ」という言葉で表現している。クルマが主役でありながら、使う人の感性を引き立てる“道具”であり“相棒”であることを静かに語りかけてくる。

快適な乗り心地とともに、日常の延長線上にある“好きな時間”を丁寧にすくい取る。その姿勢は、スズキが得意としてきた等身大のクルマづくりを象徴している。

平日は仕事の相棒、週末は遊びの拠点。機能性最大活用のカスタマイズ

スーパーキャリイをカスタマイズした「SUPER CARRY WORK & PLAY PRO」や、エブリイワゴンの「EVERY WAGON WANPAKU RIDER」もまた、スズキらしい発想が色濃く反映された展示車だ。

こちらの2台は、日常と遊びを切り分けないというスズキの思想を体現した展示となっている。平日は仕事の相棒として、週末は遊びの拠点として。同じクルマが役割を変えながら活躍するという発想は、軽自動車や小型車を知り尽くしたスズキならではのリアリティをもつ。カスタマイズは大胆でありながらも、あくまで「使える」範囲で仕上げられている点が印象的で、その自由度がそのままワクワク感につながっている。

「SUPER CARRY WORK & PLAY PRO」は、機能的かつ遊びの場でも存在感が際立つカスタマイズを施し、仕事にも遊びにも本気で打ち込むユーザーが、自然の中でキャンプやマリンレジャーを楽しむベース基地を表現している。
「EVERY WAGON WANPAKU RIDER」は、外遊びが好きなファミリーが週末にストライダーレースに参加するシーンを想定してアウトドアシーンに映えるアクティブなカスタマイズをエブリイワゴンに施している。

進化を止めないスイフトスポーツの挑戦!S耐参戦マシンを展示

ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONEで「AutoLabo」が参戦時に使用したスイフトスポーツを展示。

そして、ブース全体の熱量を一段引き上げる存在となるのが、スーパー耐久シリーズを実際に戦い抜いたスイフトスポーツのレース車両だ。

この車両は演出用のレプリカではなく、2025年シーズンのS耐に実戦投入された“本物”のマシンだ。過酷な耐久レースという舞台で培われた信頼性や完成度は、展示車両の中でも特別な説得力を放つ。遊び心あふれる展示ブースの中に、リアルな競技車両が置かれることで、スズキがモータースポーツをクルマづくりの延長線として捉えていることが直感的に伝わってくる。

また、1月10日(土)、11日(日)にはレーシングドライバーの伊藤大輔選手とAutoLaboチーム代表でレース車両製作者の國松宏二氏、スズキの設計者によるトークショーを行う予定となっているので見逃せない。

モンスターハンターコラボグッズやスズキスペシャルグッズなどを販売予定。他にも魅力的な商品が多くのラインアップされているので、ぜひチェックしてみよう!

東京オートサロン2026のスズキブースは、様々な展示を通して「このクルマで何をしようか」「どこへ行こうか」という想像が自然と膨らんでいく仕掛けが満載だ。クルマはスペック表の中だけで完結する存在ではない。ユーザーの体験を生み出す装置である。ゲーム、モータースポーツ、仕事、遊び。それぞれ異なる入口を用意しながら、スズキはその先に広がる体験や物語を来場者に提案していく。

東京オートサロン2026という非日常の空間で、「Life with Adventure」のテーマを掲げたスズキは、来場者に向けて静かに、しかし確実に問いかけている。「次の冒険には、どんな相棒を選ぶのか」と。