ホンダとNSXの重要な節目を記念したトリビュート
価格は100万ユーロ、約1億8000万円前後となる予定
世界的な有名デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏によって1968年に設立されたイタリアのデザイン会社「イタルデザイン」。ロータス・エスプリやフォルクスワーゲンの初代ゴルフなどを手掛けたことで有名だが、日本のメーカーとの関係も深く、いすゞのピアッツァやスバル・アルシオーネSVXのデザインを行なったことでも知られている。

創業以来、約60年にわたって続いてきた日本市場との関係に感謝の気持ちを示す意図もあり、東京オートサロン2026に出展した。日本車として初めてヨーロッパのスーパースポーツに挑戦したNSXのトリビュートモデルを開発したのは、JDMや日本車文化への敬意の表れでもあると言う。

アンヴェールされた「NSXトリビュート バイ イタルデザイン」は、ホンダとNSXにとって重要な3つの節目、ホンダのF1初優勝から60周年、初代NSXの発売から35周年、ル・マン24時間レースGT2クラス優勝から30周年を記念。日本を代表する名車へのオマージュを表現している。

デザインを担当したチーフデザイナー、ホアキン・ガルシア氏が自ら説明したところによると、フロントは「シャークノーズ」と称するサメの鼻先のような鋭いシェイプを実現。ディフューザー形状のボトム部分はブラックアウトし、コントラストを高めている。チャンピオンホワイトとレッドのホンダエンブレムも、ホンダのレーシングヒストリーに対する敬意の表れと言えるだろう。

横浜ゴムとのコラボレーションにより、ホイールはAdvan Racing GT、タイヤはAdvan Neova AD09を装着。サイズはフロントが19インチ、リヤが20インチとなっている。

ルーフ上に備わるエアインテークは初代NSXタイプRをイメージしたデザイン。空力も重視したCピラー形状にこだわり、サイド部分はエアインテークとして機能している。

リヤスポイラーも初代NSXの特徴的なデザインを踏襲。先進的なイメージも加えられている。内装は現時点では未完成だが、見本のスケッチが用意されており、カスタムメイドにも応えるとのこと。


生産台数は10台から15台くらいになる予定で、価格は100万ユーロ前後になるとのこと。執筆時点のレートで約1億8319万円だ。日本国内の販売代理店を設ける予定だそうだが、購入に関する詳しい情報は現時点ではイタルデザインに直接コンタクトして欲しいとのことだ。
⚫︎取材協力:イタルデザイン

