電動時代のGTI — 「ID. GTI Concept」日本初公開

VWブース最大の目玉は、電動化時代のGTIを象徴するコンセプトカー「ID. GTI Concept」の日本初公開展示だ。このモデルは、1976年に初代が登場して以来50周年を迎えたGTIの精神を、EVへと受け継ぐ試みとして発表されたもの。歴代GTIが持つ「運転の楽しさ」と「日常実用性」の融合というコンセプトを、未来志向の電動プラットフォームで表現している。

ID. GTI Concept

ブースの中央に据えられたID. GTI Conceptは、エッジの効いたフロントフェイスと大径ホイール、レーシーなディテールをまといながらも、どこか親しみやすいスタンスを持つ。VWのデザイナーによると、「GTIの持つ情熱を電動化時代に再解釈した」という。ぜひとも来場して、この注目の1台を見てから帰りたい。

実用と躍動 — 「Golf R Black Edition」発進

Golf R Black Edition

ID. GTI Conceptに続いて目に入るのが、人気のハッチ「Golf R」をベースにした「Golf R Black Edition」だ。このモデルは、ブラックアクセントが印象的な特別仕様で、通常モデルよりも精悍な雰囲気を演出。足元やインテリアにスペシャル感のある装備を多く備え、来場者からは「スポーティかつ上質」との声が聞かれた。Golf Rの走りのポテンシャルを体感できる1台として、多くのファンが足を止めていた。

Golf R Black Edition

未来のファミリーEV — 「ID. Buzz」も登場

ID. Buzz

今、フォルクスワーゲンの新世代を象徴するミニバンとして注目のまとのID. Buzzも展示されている「ワーゲンバス」の名前で親しまれたType 2の精神を受け継ぐこのフル電動ミニバンは、家族やアクティブユーザーに向けたEVの新たな選択肢として世界的に注目されている1台。展示車両はロングホイールベース仕様で、開放感ある室内空間をアピール。多くの来場者がインテリアをチェックし、未来のモビリティとしての可能性について興味津々といった様子だったのが印象的だった。

ID. Buzz
ID. Buzz

アンケートに答えてトートバッグをGETしよう!

賑わいを見せるフォルクスワーゲン・ブースの様子(プレスデー)

初日、プレスデーの午前中からVWブース前には多くの人だかりができ、取材中も日本のみならず外国からの取材者や賓客などが列を作り、一般入場の始まった午後も人波の減る気配は無く、来場者が一様にVWの未来戦略に熱い視線を注いでいたのが印象的だった。

GTIの電動化コンセプト、精悍な特別仕様車、そしてユーザーライフを見据えた新世代のミニバンEVと、それぞれの展示車両が、VWが描くモビリティの世界を象徴している『東京オートサロン2026』のVWブースは、単なるクルマのプロモーションの場にとどまらず、ブランドのアイデンティティを再確認し、未来へつなぐメッセージの場になっていたと言えるだろう。

なお、VWブースでは車両展示に留まらず、ブース内で簡単なアンケートに答えた来場者に「オリジナルトートバッグ」をプレゼントする企画も実施しているので、来場の記念にぜひゲットしておきたい。