総計17台ものカスタムカーを所狭しと披露!

会場がオープンとなった9時の時点では、メインステージの4台を含む計8台にヴェールがかけられており、その時点でブース周辺には静かなどよめきと物々しい空気が漂っていた。

というのも、最初から公開されていた9台の車両でさえ、その大半は事前に発表されていなかったモデル。唯一の例外である「シビックe:HEV RSプロトタイプ」を含む9台は、以下の通りの顔ぶれだ。

ホンダ・シビックe:HEV RSプロトタイプ:
2モーターハイブリッド「e:HEV」のスポーティバージョン。多段ATさながらのパワートレーン制御を可能にした「ホンダS+シフト」をプレリュードに続いて実装する。2026年内追加予定。

「ホンダ・シビックe:HEV RSプロトタイプ」往年のJACCSカラーが懐かしい!

アキュラ・インテグラタイプS:
シビックタイプRのアキュラ版と言うべき高級ホットハッチ。北米で販売されている。

「アキュラ・インテグラタイプS」日本でも発売してほしい一台だ!

ホンダN-ONE RSレーシングメイトコンセプト:
2025年11月に一部改良を受けMT専用グレードとなった「N-ONE RS」をベースに、1960年代のアフターパーツ文化のテイストを盛り込んだモデル。

「ホンダN-ONE RSレーシングメイトコンセプト」

ホンダ・スーパーワンプロトタイプ:
N-ONE e:をベースに登録車サイズへ拡大し、2026年内に発売予定のホットバージョン。ジャパンモビリティショー2025出品車両に対し、今回は市販車にも採用予定という紫のボディカラーをまとったほか、BOSE製オーディオを採用することも明らかにしている。

「ホンダ・スーパーワンプロトタイプ」

ホンダヘリテージワークスNSXレストアプロトタイプ:
初代NSXを対象とした従来の「NSXリフレッシュプラン」を継承する「ホンダレストレーションサービス」に加え、販売終了した補修用純正部品を当時のまま再生産する「純正復刻部品」と、現代の技術で再開発し復刻する「純正互換部品」を組み合わせた「ホンダヘリテージパーツ」を用いてレストアした初代NSXを展示。両サービスは2026年4月開始予定。

「ホンダヘリテージワークスNSXレストアプロトタイプ」

ホンダeMS SIM-02:
2019年シーズンまでスーパーGTに参戦していた「NSX-GT」の実車を用いたeモータースポーツ専用レーシングシミュレーター。

「ホンダeMS SIM-02」

無限スーパーワンプロトタイプ:
前述のスーパーワンプロトタイプに無限独自のオーバーフェンダーやロアスカート、ボンネット、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製テールゲートスポイラーを装着したモデル。

無限スーパーワンプロトタイプ

無限プレリュードspec.3:
1987年に発売した3代目プレリュード用パーツ「spec.2」の系譜に位置付ける、16台限定のボディキット。ドライカーボン製エアロパーツと専用エキゾーストシステム、サイドデカール、シリアルナンバープレートで構成。

無限プレリュードspec.3

オートバックス無限SF23 #15:
2025年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ参戦車両。岩佐歩夢選手が駆り、ドライバーズチャンピオンを獲得した。

「オートバックス無限SF23 #15」

やがて記者会見が始まると、まずメインステージ上の1台、「パスポートトレイルスポーツエリート」がアンヴェール。「パスポート」は北米向けに販売されているミドルラージSUVで、「トレイルスポーツエリート」はその中でも悪路走破性を重視し最低地上高も高めた上級グレードだ。

「ホンダ・パスポートトレイルスポーツエリート」

そんな「トレイスルポーツ」のエッセンスと、メキシコのオフロードレース「バハ」にHRC(ホンダレーシング)が参戦する「バハ・パスポートレーストラック」のイメージを内外装に採り入れた「トレイルスポーツHRCコンセプト」を計4車種、さらに続けて公開し、これらを「トレイルライン」と位置付けた。

北米では「トレイルスポーツ」グレードがSUV系各車に設定されるなど、ホンダの四輪車にもオフロードを走るイメージがある程度根付いているものの、日本では今なおサーキットの印象が根強い。そうした固定観念を覆す存在として、市販後に定着するか要注目だ。

ホンダCR-VトレイルスポーツHRCコンセプト
ホンダZR-VトレイルスポーツHRCコンセプト
ホンダ・ヴェゼルトレイルスポーツHRCコンセプト
ホンダWR-VトレイルスポーツHRCコンセプト

そして、HRCが持つオンロードレースでの知見や技術を注入する「スポーツライン」として、「シビックタイプR HRCコンセプト」と「プレリュードHRCコンセプト」を公開した。

ホンダ・シビックタイプR HRCコンセプト

「シビックタイプR HRCコンセプト」は、「究極のタイプR」を目指しホンダ自身が開発を進めているモデル。「プレリュードHRCコンセプト」は、ホンダアクセスが持つ「実効空力」のノウハウも採り入れたパーツを装着するモデルに位置付けられる。いずれも市販化を前提としているため、今後の動きにも要注目だ。

ホンダ・プレリュードHRCコンセプト

記者会見の最後には、2026年シーズンよりスーパーGT GT500へ投入予定の「ホンダHRCプレリュードGT」を披露。シビックタイプRでチャンピオンを獲得できなかった悔しさの雪辱を誓った。

かつてないほどに見所満載のHonda/無限ブース、これを見逃す手はない!

「ホンダHRCプレリュードGT」