コンプリートカーのフラッグシップとしてR35 MY24ニスモが登場
車高調・タービン・エンジンパーツ・電子パーツも新作が目白押し
世界中から幕張メッセに集まった大勢のプレス陣を前に、今年もHKSの水口代表がプレスカンファレンスで2026年にリリース予定の新作パーツや開発への取り組みを発表。最新モデルから往年の名車までを幅広くカバーする多岐にわたるカテゴリーのパーツは、カスタマイズの可能性はまだまだ無限大に広がっていることを予感させるものだった。

ブースで来場者を迎えるアイコンとして配置されていたのは、走る実験室の最新マシンFL5シビックタイプRベースの“レーシングパフォーマー”と初披露となった2台のコンプリートコンセプトモデル。FL5は市販パーツと軽量化を中心としたチューンでの初タイムアタックで、いきなり筑波サーキット58秒776を記録して驚かせた。

高度なカスタマイズ技術だけでなく、HKSが半世紀にわたり培ってきた思想や流儀までを1台のマシンに詰め込んだコンプリートマシン。R35GT-R MY24ニスモはフラッグシップとなるディメンションZに属するモデルで、4.3Lコンプリートエンジン、GT5565_BBタービンなどで1200psを獲得。エクステリアにはドライカーボンフロントディフューザーやアクティブリヤウイング(DRS)を装備。このマシンの販売価格は1億1000万円〜となる。

GRヤリスは質感の向上を追求したディメンションYに属するメイキングだ。専用フルタービンキットにより400psオーバーへと出力をアップ。そのパワーを受け止めるハイパーマックスR車高調やタイプSボディキット、専用リヤウイングなどにより安心感のあるコントロール性を実現している。このマシンの価格は1780万円〜となる。

そして2026年3月リリースとなるのがハイパーマックスSのリニューアルモデル。前作での“走り心地“をさらに進化させた“フラットライド”をコンセプトに構成パーツの見直しが図られ、あらゆる路面でのしなやかさと走りの楽しさを味わえる走行性能を実現している。

パワーチューニングの源となるタービンも26年は新作が多数追加の予定。RB26、SR20、1JZ用にはGTⅢ-RSの上位互換となるGT4955を開発中。GRヤリス/GRカローラには380psをターゲットとしたスポーツタービンキットを開発中。さらにジムニーノマド用のボルトオンタービンも、いち早くプロトタイプが展示されていた。


エンジンパーツでは最新のBCD構造を採用したピストンとI断面コンロッド、削り出しクランクを採用した2JZ 3.4Lキットを開発中。さらにRB26用には入手困難のブロック対策の決め手となりそうな強化シリンダーライナーとクラック対処用のリペアカラーが展示された。

さらに電子パーツではデフィとのコラボで開発中のオールインワンのデジタルメーターとアナログ表示のオリジナルメーター。F-CON Vプロの最新モデル「Ver.5.0」の対応車種拡大を予感させる様々な周辺パーツを展示。GRヤリスなど直噴エンジン用のパフォーマンスと耐久性の向上を目指した追加インジェクターをセットにしたパワーエディターRも注目のアイテム。

このほかにもパフォーマンスアップの排気系のキーパーツとして、今後はさらにメタルキャタライザーに力を注いでいくことも宣言。自動車メーカーや産学連携による研究開発も積極的に取り組みながら、HKSは未来に向けてカスタマイズを推進しているのだ。
●取材協力:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235
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