パンデムのワイドボディでアニメのようなデフォルメマシン完成!

子どもや女性からも「かわいい〜」の声が止まらない注目ぶり

東京オートサロン2026の西ホール「TRA京都」の展示ブースに飾られ、会場内はもちろん、InstagramなどのSNSでもかなり話題となった、こちらのクルマ。まるでR32スカイラインGT-Rをギュッと縮めたようなキュートなルックスと、これってベースは何!?というミステリーが入り混じり、常にギャラリーに取り囲まれる事態となっていた。

実はこのクルマのベースは、スズキのツイン。2003年に発売された2シーターの軽乗用車で、全長わずか2735mmという超コンパクトボディが特徴。市販軽自動車で初めてハイブリッドシステムが搭載されたことでも話題となったクルマだ。

車両の製作とプロデュースを担当したHARDCORE TOKYOのJUNさんに話を伺ったところ、プロジェクトの発端はパンデムのデザイナーであるTRA京都の三浦さんと交わした何気ない会話がきっかけだったそうだ。「例えばDr.スランプアラレちゃんみたいに、日本人ってデフォルメされたクルマの見た目好きじゃないですか。あれって軽自動車をベースにすれば実現できるんじゃない?って、前から三浦さんと話してたんですよ。そしたら三浦さんがツインをベースにしたレンダリングデータを作ってきて、面白そうだからオートサロンに出そうって話に発展したんです」。

現時点では完全なるワンオフボディと言えるツインだが、その製作ノウハウはTRA京都の三浦さんが手掛けるパンデムのワイドボディキットと同じ製作工程が採用されている。まずは実車を丸ごと3Dスキャナーでスキャンするところから始まり、コンピュータに取り込んだデータをCGとしてデザイン。出来上がったレンダリングデータには座標が内蔵されているため、今度はそれをCNCマシンで読み込むと型を削り出すことができる。それをベースにFRPを巻いていくと、CGでデザインした通りのボディパネルが完成するという寸法だ。

今回のツインも同じ要領で製作されており、ツインの実車から取った3Dデータをベースに、コンピュータ上でバンパーやフェンダー、ボンネット、テールまわりとトランクフード、リヤスポイラーなどをデザインした。ヘッドライトの筐体部分も同じ要領で製作され、フロントバンパーと一体化。光源部分はLEDプロジェクターを取り付けてある。

ヘッドライトを固定するステーなどをボルトオンで固定できるのも、実車を丸ごと3Dスキャンして、コアサポートの位置をデータとして取り込んでいるからこそ。

エンジンとトランスミッションは現時点ではノーマルで、K6A型直列3気筒エンジンと3速ATの組み合わせ。ただ、今後アメリカのSEMAショーに出展する予定もあるそうで、ターボとスーパーチャージャーのツインチャージ、あるいはロータリースワップ&リヤ駆動化など、さらにインパクトのある展開も構想中だそうだ。

ツインは軽自動車の中でも割と車高が高い方で、そのままだとまったくカッコ良くならないため車高を落とす上でもひと工夫を加えた。フレームのCノッチやアクスルの加工を施し、エアサスも導入することで理想のローダウンを実現している。

ホイールはRSワタナベのエイトスポーク15インチを装着。さりげなくAPGパフォーマンスのビッグブレーキまで装備されている。

東京オートサロンへの出展が直前に決まったことから、なんとわずか2週間で製作されたというツイン。既にレンダリングデータが完成していたからこそできた早業だが、塗装も含めてそんな短期間で仕上がったとは思えないクオリティはさすがだ。

次なる展開も予定されているSEMAショー2026は、11月3日から6日までラスベガスのコンベンションセンターで開催される予定。いつも斬新なアイデアを具現化し続けるハードコアトーキョーとTRA京都のタッグが、今度はどんな企みを実現するのか今から楽しみだ。

⚫︎取材協力:HARDCORE TOKYO

「ドリフトの名門は80スープラ&110マークIIで勝負!」BNスポーツが渾身の新作エアロを発表【東京オートサロン2026】

ドリフトで培ったノウハウをフィードバックしたエアロメイクで知られるBNスポーツ。東京オートサロン2026では、JZA80スープラの新作エアロを発表した。高級志向を貫くワイド&ロースタイルは必見! さらに、100系マークIIの中古車価格高騰を受けて、ユーザー層の増加が見込まれる110系マークII用として新たにデザインした前後バンパーとサイドスカート、トランクスポイラーも発表した。

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