‟スポーティに魅せたい”今の空気感を具現化

シンプルながら強い個性を放つ独創的なフォルムが魅力

2025年に60周年を迎えた「ウェッズ」。鍛造アルミホイールのパイオニアとして広く知られている存在だが、現在では軽自動車からミニバン、SUVまで。幅広い車種にマッチした商品を揃えるアルミホイールの総合メーカーへと成長を遂げている。これまで数々のヒット商品を世に送り出してきた同社において、スポーツカーフリークを明確にターゲットに据えているのがモータースポーツ直系ブランドの「ウェッズスポーツ」だ。そのフラッグシップを担うのが、Street Advantageの頭文字を冠するSAシリーズである。

今年の東京オートサロンで、スポーツホイールのイチ押しとしてピックアップするのがSAシリーズの最新作「SA-52R」だ。

まず目を引くのは、骨太で力強い佇まい。近年のスポーツホイール市場は、スポーク本数を減らしたミニマルな方向へと進んでいるが、単なる5本スポークではあまりにもシンプルすぎる。そこでウェッズが導き出したのが、王道の2×5スポークながら、リムエンドまで真っすぐに導かれるシンプルなデザインだ。一般的にストレートの5本スポークでは、どうしても応力が一点に集中しやすくなる。そのためスポーク幅を太くせざるを得ないのだが、SA-52Rは、その構造的な理屈を、あえて“ごつさ”として隠さずに正面からデザインに落とし込んだのが特徴である。

造形面では、スポークをリムエンドまでしっかりと伸ばすことで足長感を強調。太めのスポークでありながら、間延びした印象を与えない。さらにスポーク間の落とし込みを深く取り、高低差とエッジを明確にすることで立体感と彫りの深さを際立たせることで、流麗さと力強さを高次元で融合。シンプルながら強い個性を放つ独創的なフォルムに仕上がっている。

ターゲットは、86&BRZといった現行スポーツカーだが、本格的なサーキットユースというよりも、ストリートを主戦場に、スポーティさとドレスアップ性の両立を求めるユーザー層だ。ノーマル車高で履けるサイズから、ローダウン前提のサイズまで幅広く用意されているのも、その狙いを裏付けている。ただし、解析による強度、剛性の担保は当然のこと、肉抜きも徹底されており、軽量性というスポーツホイールに求められる基本性能に抜かりはない。

カラー展開も見どころのひとつ。ブランドカラーのブルーをアンダーカット位置にぐるりと施したDLCⅡ(ブルーライトクロームツー)、ブラック塗装後に天面を切削し、わずかに青みを帯びたクリアを重ねることで、控えめながらも確かな個性を主張するWBC(ウォースブラッククリア)。さらに、王道のGROSS BLACK(グロスブラック)とPSB(プレミアムシルバーブラック)を加えた4色を設定する。サイズラインナップはコンパクト用の15インチの5.0Jから18インチの9.5Jまでカバーし、幅広いユーザー層にまで対応する。

SA-52Rは、走り一辺倒でもなければ、単なるドレスアップアイテムでもない。ストリートで“スポーティに魅せたい”という今の空気感を、確かな技術と説得力のある造形で具現化した1本といえるだろう。

取材協力:ウェッズ TEL:03-5753-8201

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