No.72 ジープ ラングラー (ハードトップ脱着・希望小売価格594円・税込)
No.72 ジープ ラングラー リヤビュー
No.72 ジープ ラングラー(初回特別仕様) (ハードトップ脱着・希望小売価格594円・税込)*初回のみの特別仕様(特別色)です。

ジープとは、多国籍自動車メーカーであるステランティスのブランドとして展開される四輪駆動車です。もともと「ジープ」とは、アメリカのバンタム社が原型を作り、ウィリス・オーバーランド社(以下、ウィリス社)やフォード社などが改良を施したうえで大量に生産した軍用1/4トン積み小型四輪駆動車に対し、第二次世界大戦中に付けられたニックネームでした。それをウィリス社が登録商標とし、小型四輪駆動車の代名詞として広く世界中に知られるようになります。この「ジープ」というニックネームがどこから生まれたのかは、現在でも諸説ありますが、「万能」を意味する “General Purpose(ジェネラル・パーパス)” という語に由来するという説が広く知られています。

ジープ ラングラー サハラ 実車フロントビュー(必ずしも『トミカ』のモデル車両ではありません)
ジープ ラングラー サハラ 実車フロントビュー(必ずしも『トミカ』のモデル車両ではありません)

第二次世界大戦後、ウィリス社は軍用ジープをほぼそのままの形で民間向けに販売しました。その卓越した悪路走破性や多用途性は、復員兵を中心に高く評価され、大きな成功を収めます。これを起点として、用途に応じたさまざまな派生モデルが誕生し、「ジープ」は単なる固有名詞を超え、「スポーツカー」や「ステーションワゴン」と同様に、一つの車種ジャンルとして人々に認識されるようになりました。

その後、ジープ・ブランドは自動車業界の再編の波に翻弄され、カイザー社、アメリカン・モーターズ(AMC)、クライスラーへと受け継がれていきます。さらにダイムラー・クライスラー、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を経て、2021年にPSAグループとFCAが統合したことで誕生したステランティス傘下のブランドとなり、2026年現在もグローバルに展開されています。

このジープ・ブランドの中でも、第二次世界大戦中に生まれた軍用ジープの思想と構造を最も色濃く受け継いでいる存在が、ジープ・ラングラーです。その源流は、戦後に誕生した民間向けジープ「CJ(シビリアン・ジープ)」シリーズにあり、1986年にCJシリーズが生産終了となった後、その思想を受け継ぐ後継車として1987年に初代ラングラー(YJ型)が登場しました。続いて1996年に2代目TJ型、2006年に3代目JK型へと進化を重ね、伝統的なラダーフレーム構造や前後リジッドアクスルを守りながら、快適性と実用性を段階的に高めてきました。そして2018年、4代目となるJL型が登場し、現在の最新世代を担っています。

JL型ラングラーは、長年にわたり継承されてきた伝統のスタイリングや独自の世界観を変えることなく、走破性能、現代のSUVに求められる快適性や安全性、燃費性能を大幅に向上させています。また、綿密なユーザー調査によって得られた声をもとに、ラングラーとしてあるべき理想像を徹底的に追求したモデルでもあります。

デザインは1955年に誕生した民間用ジープ――CJシリーズ――の意匠を色濃く反映。特に、ヘッドライトの内側が伝統の7スロットグリルに食い込む独特の表情や、台形を基調としたフロントフェイシアは、その血統を明確に主張しています。また、ヘッドライト、フォグライト、テールランプ、デイタイムランニングライトのすべてをLED化し、ラングラーとしては初めてフルLEDランプを採用しています。

ボディパネルは軽量かつ高強度の素材で構成されている

ボディパネルは軽量かつ高強度の素材で構成され、ドアパネルやフェンダー、ウインドシールドフレームにはアルミニウムを使用。さらに、スイングゲートの内側パネルなどにマグネシウム合金を採用することで、従来型に比べ大幅な軽量化を実現しています。実用面でも進化は著しく、フロントウインドシールドの傾斜角を寝かせ、アコースティックガラスを採用することで空力性能と静粛性を向上。脱着式のフリーダムトップも軽量化と構造の見直しにより扱いやすさが向上し、ウェザーストリップの二重化やドレーン構造の改良によって防水性も強化されています。

ジープ ラングラーのシンプルにまとめられたインパネまわり(右ハンドル車)
ホイールベースの拡大により居住空間は拡大(左ハンドル車)

インテリアはCJシリーズを彷彿とさせる水平基調のダッシュボードを採用。ホイールベースの拡大により居住空間が拡大したほか、後席のシート形状や角度の最適化により快適性が大幅に向上しています。また、ドアには途中で保持されるストッパー機構を備え、乗降時の扱いやすさも改善されています。

新開発の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン

エンジンは、新開発の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンと、改良型の3.6LV型6気筒“ペンタスター”エンジンの2種類を設定。いずれもSTART/STOPシステムを備えています。2.0Lターボはツインスクロールターボの採用により低回転域から鋭いレスポンスを発揮し、シリンダーヘッド直付けのターボ構造によって排出ガス低減と耐久性向上を両立。レギュラーガソリン仕様である点も特徴です。3.6Lエンジンには2ステージ可変バルブリフト機構を採用し、8速ATとの組み合わせによって従来型比で大幅な燃費向上を実現しています。ただし2026年1月現在、日本では2.0Lターボエンジンのみの設定となっています。

JL型から設定された「セレク・トラック」フルタイム・オンデマンド4WDシステム

4WDシステムは、従来のパートタイム4WDに加え、JL型からフルタイム・オンデマンド4WD(Selec-Trac)を設定。“4Hオート”モードにより、舗装路を含むさまざまな路面状況で最適な駆動力配分を自動制御します。オフロード走行時には“4H”および“4L”モードを選択することでセンターデフロックが可能となり、伝統の高い悪路走破性を維持しています。安全装備としては、パークビュー・リヤバックアップカメラやパークセンス・リヤパークアシストを全車に標準装備しています。

ハードトップの脱着が可能な「フリーダムトップ」
『トミカ』でも「フリーダムトップ」を再現、異なる表情が楽しめる

さて、2026年1月の第3土曜日に、それまでの『No.72 トヨタ クラウン』に代わって『トミカ』に加わった『No.72 ジープ ラングラー』は、その全体のデザインと発売時期から、2018年にデビューした4代目JL型をモデル化したものと思われます。ラングラーは歴代を通じてCJシリーズのデザインを受け継いできたため、一見しただけでは各世代間の違いやグレードの違いがは分かりにくいモデルですが、本モデルは、ボディやフリーダムトップなどの塗り分けから見る限り、“サハラ”グレードを再現しているようです。また、実車の“フリーダムトップ”を再現するかのように、ハードトップの脱着が可能となっており、2種類のスタイリングを楽しむことができます。コレクションに加えたくなる魅力的な一台と言えるでしょう。

■ジープ ラングラー アンリミテッド  サハラ2.0L 主要諸元(『トミカ』車両と必ずしも同じ規格・仕様ではありません)

全長×全幅×全高(mm):4870×1895×1845

ホイールベース(mm):3010

トレッド(前後・mm) :1600

車両重量(kg):2000

エンジン形式:N型直列4気筒DOHCターボ

排気量(cc):1995

最高出力:200kW(272ps)/5250rpm

最大トルク:400Nm(40.8kgm)/3000rpm

トランスミッション:8速AT

サスペンション(前後):コイルリジッド

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク

タイヤ:(前後) LT255/75R18

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.75 ホンダ NSX パトロールカー (サスペンション可動・希望小売価格594円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2026年1月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.72 トヨタ クラウン』に代わって『No.72 ジープ ラングラー』が登場します。なお、『No.72 ジープ ラングラー』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.75 アキュラ インテグラ』に代わって『No.75 ホンダ NSX パトロールカー』が登場します。