オートサロンと縁がなさそうなブース、堂々登場!
「かつては、オートサロンはガラ悪グルマの展示会だと思っていた」と「K13マーチで初代ブルーバードを再現! 312ブルの当時写真と比べて答え合わせをしてみよう。 日産京都自動車大学校「Eloura(エルーラ)」に書いた。
いまではその認識を改めているが、会場を見やればやはりワルそうなクルマが会場の多くを占める(各ブースのみなさん、すいません、申し訳ございません、ごめんなさい!)。
そのような中、今年のオートサロンではおもしろいブースというか、展示があった。
神社である。
題して「オートサロン神社」。



筆者は三栄の社員だから、このオートサロン神社が出展(?)されることは事前の説明で知っていたのだが、北極と南極どころじゃないほど対極にある、ワルグルマ(各ブースのみなさん、すいません、申し訳ございません、ごめんなさい!)と神社をつなげた発想がまず気に入った。
こういうの大好き。
勝手にオートサロン事務局の発案だと思っていたのだが、どうやら弊社・営業部のアイデアだったらしい。
「オートサロン」に「神社」をくっつけて「オートサロン神社」にしちまったという安易でダサいネーミングもいい(ほめ言葉)し、鳥居に掲げられた「オートサロン神社」のおどろおどろしい書体もたまらない。

ただ神社を模しただけではない。
本物の神社もかかわっており、幕張メッセから4キロちょいのところにある、千葉県千葉市花見川区検見川町にある検見川神社の協力を仰ぎ、来場者の交通安全を代表祈願したという。
おもしろブースに見えてその実、なかなか本格的なのだ。
このブースで販売される商品も神社らしいものだが、いずれもオートサロンと掛け合わせたもので、「TOKYO AUTO SALON」ロゴ、ないしは「オートサロン神社」の文字が入っている。
絵馬にお守り、おみくじ、各種ステッカー・・・筆者が関心を抱いていたのは、事前に見たオートサロン神社のインスタグラムに載っかっていただるまだ。


「オートサロン神社だるま」で、赤いだるまが常識のところ、キンキンキラキラのゴールドを纏った高さ43cmの「13号 金」、黒のカラーリングですごんで見せる「13号 漆黒」・・・写真で見ても現物で見ても、いずれもただならぬ存在感がある。
前者が5万円で後者が4万5000円。
売れるかどうかわからなかったのでわずかずつの数量限定扱いとしたそうだが、意外に売れたのだと。

とりわけおっきいわけでもなければちっちゃいわけでもない、高さ9cmとちょうどいいサイズの1号だるまも愛らしい。
3000円の「1号 金」をはじめ、各2500円の「赤」「漆黒」「青」「黄」「緑」「橙」「桃」など、カラーバリエーション豊かなラインナップだ。
ただ、このカラーラインナップは既存品のようで、「オートサロン神社」の文字が入ることでオートサロン神社専売商品となった。
今回は初の試みゆえか、鳥居とだるまその他販売商品以外は控えめというか、実験的な展示で、鳥居向こうの竹やぶは写真の平面パネルにとどまっていたし、場所も北ホールの通路と、遠慮がちな出展だった。
だが、周囲を見渡すとお守りやだるまを求める来場客が行列を作っていたし、13号だるまだって4万5万でも売れたのだから、「オートサロン神社」は成功と見るべきだろう。
来年の「東京オートサロン2027」では東西ゲートをつなぐ大通路か東・中・西・北、どれかのホール内に場所を移し、すべてをドリフ大爆笑のコントのセット並みの本物志向にし、竹やぶも実物にして奥行きを持たせた本格的なものにしたらいいと思った。
ついでに調子こいて、この「オートサロン神社」のほか、「オートサロン寺」「オートサロン教会」なども加え、「いったいどれが本命なんだ、こいつらは」と節操なき宗教バリエーションを増やしたらいい。
こういったものは、やる側があきれられることをおもしろがってやるくらいでないと顧客もおもしろがってくれず、成功しないのだ。
と、営業部に提案しておこう。


