最後の13ステージでは出場した3台が上位を独占!

W2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦であるダカール・ラリー2026は、1月3〜17日に中東サウジアラビアで開催された。

2週間にわたり過酷な路面を走破したダカール・ラリー「Stock(ストック)」カテゴリーの結果は、ロカス・バチュスカ選手/オリオール・ビダル選手組が総合優勝、サラ・プライス選手/ショーン・ベリマン選手組が2位、そして「ミスター・ダカール」の異名を持つステファン・ペテランセル選手/ミカ・メッジェ選手組は4位となり、すべて完走した。

最後の第13ステージでは、55分51秒というタイムでロカス・バチュスカ/オリオール・ビダル組が1位、ステファン・ペテランセル/ミカ・メッジェ組が2位、サラ・プライス/ショーン・ベリマン組が3位と上位を独占。

「ディフェンダーラリー」の3組のドライバーは、13ステージ中10ステージで1-2-3位を独占し、レースに対する高い集中力、精密さ、そして不屈の精神を示した。14日間にわたる過酷なレースを通して、3台の「ディフェンダー・ダカールD7X-R」はサウジアラビアの砂漠で合計2万4000kmを走破している。

Stockカテゴリーで優勝した「ディフェンダーラリー」のマシン「ディフェンダー・ダカールD7X-R」は、市販モデルの「ディフェンダー・オクタ」と密接な関係にある。「ディフェンダー・ダカールD7X-R」は市販車と同様、スロバキア・ニトラにある組立工場の生産ラインで作られたボディシェルを採用している。史上最もハイパフォーマンスな市販車「ディフェンダー・オクタ」と同じ、堅牢なD7xボディアーキテクチャ、トランスミッション、ドライブラインレイアウト、4.4LV8ツインターボエンジンを搭載。そのうえで、W2RC競技の過酷な条件に対応するため、トレッド幅の拡大、車高の引き上げ、新型サスペンションの採用、冷却機能の強化など、数々の改良が施されている。

今回の結果を受けて、チームのメンバーはこのようにコメントしている。

マーク・キャメロン氏(ディフェンダー担当マネージングディレクター)
「興奮と驚きで、まだ信じられず、実感が湧きません。3台の『ディフェンダー』が揃ってフィニッシュする姿は、チームの並外れた努力が実を結んだ瞬間でした。デビュー戦で1位・2位という結果は歴史に残る好成績です。チームの結束力が本当に素晴らしく、本当に誇らしく思っています」

イアン・ジェームス氏(ディフェンダーラリー・チームプリンシパル)
「チーム全員の活躍を心から誇りに思います。ダカール・ラリーをこのような形で制覇できたことはもちろん、全員が力を合わせ最後まで懸命に努力する姿は、素晴らしいとしか言えません。もちろん、ロカスとオリオールには特におめでとうと伝えたいですが、チーム全員に心からの祝福を送ります。ディフェンダーに今回の栄光をもたらしてくれたチーム全員の努力に心から感謝します。同時に、今後も彼らの活躍が長きにわたって続くことを期待しています」

ロカス・バチュスカ選手(ディフェンダーラリー・チーム・ドライバー)
「ダカール・ラリーで優勝することが私の夢でした。夢は叶うものですね。ディフェンダー参戦1年目にして、こんなに素晴らしい結果を残せたのは信じがたいことです。メカニック達の仕事ぶりは素晴らしく、毎日、日付をまたいで早朝まで次のステージに向けてマシンを準備してくれました。彼らとエンジニアたち、そしてチーム全員に感謝します。彼らのサポートなしでは、私たちはこの場に立てていなかったでしょう。1位・2位獲得という最高の結果になりました」

サラ・プライス選手(ディフェンダーラリー・チーム・ドライバー)
「ダカール・ラリーは本当に信じられないような経験になりました。最終ステージでは、チームで一緒にフィニッシュするという目標がありました。最後にディフェンダーチーム全員でフィニッシュラインを超えることができて、興奮と感動で満ち溢れ、まさに思い描いてきた光景そのものです。努力が報われた瞬間でした。このチームで1位・2位を独占できたことが本当に嬉しいです」

ステファン・ペテランセル選手(ディフェンダーラリー・チーム・ドライバー/14度のダカール・ラリー優勝を誇る)
「最終ステージは短距離だったものの、高速で非常にダイナミックな展開になったので、最初から最後まで全力で駆け抜け、とても楽しいレースでした。今回のラリーは全体的に感情が揺さぶられる場面が多く、嬉しい時も悔しい時もありました。そんななかでもStockカテゴリー優勝という最終目標はぶれませんでした。その結果、ロカスが1位、サラが2位を獲得しました。私たちにとっては彼らよりも厳しい戦いになりましたが、メカニックやスタッフ全員の最高のチームワークと強い結束のおかげで、記憶に残る素晴らしい体験になりました。私とコ・ドライバーが元々近しい間柄だったのもプラスに働きました。期待していたものとは異なる結果でしたが、私にとっては本当に素晴らしいダカール・ラリーでした」

「ディフェンダーラリー」は、 3月17日〜22日まで開催されるFIA世界ラリーレイド選手権の第2戦BP Ultimate ラリーレイド・ポルトガルに挑む。

「ディフェンダーラリー」チームの様子は動画内8分12秒ごろから