2025年、米国で最も売れた高級車ブランドの実態がわかった。

BMWは他のすべての高級車ブランドを上回り、2025年にアメリカで最も売れた車となった。BMWは昨年、38万8897台を販売して4.7%増とした一方、レクサスは37万260台を販売してアメリカで2番目に売れた高級車ブランドとなった。

かつて最強だったメルセデス・ベンツは、2025年に30万3200台を販売したものの、これは2024年の32万4528台から減少している。そして、キャデラックの販売台数は8.3%増の17万3515台となっており、フォルクスワーゲン・グループのアウディを抜くことになった。
また、アキュラの販売台数はわずか0.8%増の13万3433台、ボルボの販売台数は前年から3.0%減の12万1607台、リンカーンは2.0%増の10万6868台だ。
BEV関連では、米国では9月に電気自動車に対する連邦税額控除が終了し、電気自動車セグメントは年末の3ヶ月間で大幅な販売減少に見舞われたが、それでもキャデラックの販売台数の28.3%、BMWの販売台数の10.9%を占め、他の高級車メーカーをリードしている状況だ。
インフィニティは近年、製品ポートフォリオの合理化を進めており、近々いくつかの新型モデルを発売する予定だ。その一つが、マニュアルギヤボックスを搭載した後輪駆動セダンで、期待が高まっている。しかし、同社は、高級車ブランドの中で最も大きな落ち込みを記録し、9.0%の減少となった。昨年の販売台数は5万2846台に落ち込み、パンデミック前の半分以下という衝撃の結果となった。
インフィニティが10万台以上の販売台数を記録したのは2019年が最後であり、再びこの数字を達成するには、ジェネシスとの競争に勝つことだろう。創業10周年を迎えたばかりの韓国の高級ブランド、ジェネシスは、8万2331台を販売して再びインフィニティを上回り、前年比9.8%増と過去最大の増加率を記録している。
かつて輝きを誇ったブランドも、このまま引き下がっていることはないようだ。インフィニティは、一連の新製品投入で販売台数を回復させ、米国で再び年間10万台以上の販売台数を達成する計画だ。また、メルセデスは、今後数年以内に米国で40万台以上の販売台数を達成し、BMWを抜いて高級車販売台数トップの座を奪うことを目指し、米国向けに複数の新型車を開発中となっている。
一方、メルセデス・ベンツを追い抜くことを目標とするアウディは、世界で年間200万台以上の販売を目指している。しかし、アウディは全ラインアップを米国外で生産しているため、米国の新たな関税=いわゆる“トランプ関税”により、特に大きな打撃を被るものと見込まれている。ただし、同社は米国初の工場開設を積極的に検討しており、これが売上回復につながる可能性はあるだろう。
2026年はメルセデス・ベンツが新車攻勢によって、BMWの座を奪おうとしているが、かつて「ドイツ御三家」と呼ばれて圧倒的な人気を誇っていたメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの3ブランドは、米国の消費者の支持を失い始めているように見える。果たして2026年、日本を代表するレクサスが米国販売1位に輝くのか、注目される。
(初出時、一部表記に誤りがあったため、13時15分に修正いたしました。読者ならびに関係諸氏にご迷惑をおかけした事をお詫びさせていただきます)







