BMWが現在、開発を進めるハイパフォーマンスモデル、M3の最新プロトタイプをスクープ班のカメラが捉えた。

BMW M3内燃機関 次期型プロトタイプ スパイショット

次世代2028年型のM3は、新しいスタイリング、マイルドハイブリッド6気筒エンジン、そしてさらにボタン類を減少させたことを特徴としている。

BMW M3内燃機関 次期型プロトタイプ スパイショット

BMWの次期M3の電気自動車版であるiM3については、既に多くの噂が飛び交っているが、それには十分な理由がある。Mブランド初となる本格的な高性能EVであるiM3は、電気自動車時代におけるすべてのMモデルの方向性を決定づける可能性が秘められているからだ。しかし、Mブランドはまだ完全に伝統に背を向けるつもりはないようで、この電気自動車版に加え、内燃機関版の新型M3も登場予定だ。

捉えたプロトタイプは、依然として厳重にカモフラージュされているものの、先代で賛否両論を巻き起こした巨大グリルが廃止されていることがわかる。

新型M3のフロントエンドは、センターグリルへと滑らかに流れるように設計されたヘッドライトが特徴で、センターグリルは2つのコンパクトなキドニーグリルから成り、オリジナルのノイエ・クラッセ・コンセプトを彷彿とさせる。プロトタイプは厳重な偽装と仮設のボディパネルを装着しているものの、その下にあるライトとグリルの全体的な形状を把握することができる。

他の本格的なMモデルと同様に、G84 M3は前後のホイールアーチを張り出して、路上での堂々たるスタンスを演出。リヤも現行モデルとは大きく異なり、新しいLEDライトが採用されている。

今回のプロトタイプで最大の注目は、おそらく量産モデルの排気システムも示唆していることだ。これまでのテスト走行で撮影された他のM3プロトタイプでは、4本のパイプがバンパーの外側に配置されていたが、この車では現行モデルと同様に、4本のパイプがかなり接近して配置されている。

コックピットは、iX3などのモデルで既に採用されているノイエクラッセのインテリアテーマを踏襲するものと思われる。ワイドスクリーンの“パノラミックiDrive”ディスプレイ、改良されたステアリングホイール、そして以前よりもはるかに少ない操作系が採用されると予想される。

パワートレインは3.0L 直列6気筒ツインターボエンジンを継承し、最新の欧州排出ガス規制に適合するようチューニング。最新情報によると、S58型エンジンは48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載し、システム合計出力は約560psにまで向上する見込みとなっている。

そこで特に期待したいのは、重量増加の抑制だ。M5はプラグインハイブリッドへの移行により車体が大きく大型化したが、マイルドハイブリッドのみの搭載となるM3は、その欠点を回避できるはずだからだ。

現行の8速オートマチックトランスミッションは、おそらく改良版として継続搭載される見込だ。ただし、6速マニュアルと後輪駆動オプションは復活しない可能性があるという。MT支持者にとっては残念なことだが、BMWの優れた四輪駆動システム“xDrive”は、必要に応じて後輪のみを駆動するように設定することも可能となっている。

M3次期型のワールドプレミアは、2027年と予想されている。