グランプリ獲得マシンの全真相
東京オートサロンの頂点を極めた奇跡のFD3S
東京オートサロン2026で、東京国際カスタムカーコンテストを制してグランプリに輝いた“トップシークレット”の「THE SEC“RE”T 7」。

ロータリーチューニングの大御所“RE雨宮”と、最高速系チューナーとして名を馳せる“トップシークレット”。その両雄が手を組んで生まれた奇跡のチューンドFD3Sだ。

この一台を現実のものとしたのは、タイ・バンコクを拠点とする実業家、Beer Baiyoke(ビーア)氏。若くして成功を収め、望めばどんなスーパーカーでも手に入れられる立場にありながら、「JDMより面白いクルマは存在しない」と断言する、生粋の走り屋だ。

「RE雨宮とトップシークレットは、僕にとって永遠の憧れなんです。いつかゴールドのセブンを作りたいと思っていました。それが現実になって、本当に嬉しい。雨さんも永田さんも熱量が凄くて、想像をはるかに超えるクオリティのクルマが完成しました」。

車両のスペックを簡単におさらいしておこう。
エクステリアはRE雨宮のD1ワイドボディキットCFモデルをベースに、各部へ大胆なモディファイを実施。ほぼすべてがワンオフで仕立てられ、この世に一台だけのスペシャルエアロへと昇華している。その結果、全幅は2メートル超。圧倒的なスタンスが見る者を威圧する。


心臓部は、RE雨宮が得意とする3ローターNAユニット。RE雨宮が考える“ストリート最強スペック”として仕上げられ、最高出力は320ps。9000rpmまで鋭く、淀みなく吹け上がる。エンジンマネージメントはLINK G4Xによるフル制御で、スロットルも電子制御化されている。

足まわりはRE雨宮のスーパーレーシングを軸に構築。ホイールはトップシークレットが展開する19インチのOZ34GT-Rエストレマフォージド(F/R:10.5J+15)を装着し、タイヤにはポテンザRE71RS(F/R:275/35-19)をセット。ブレーキはフロントにR35GT-R純正ブレンボを奢り、走りへの本気度を雄弁に物語る。


インテリアはブラック基調で統一。シートにはRE雨宮とトップシークレットのロゴが入ったBRIDE製コラボモデルを採用し、メーターパネルにはAIM製デジタルダッシュをスマートにインストール。トランスミッションはエンジン特性に合わせ、RX-8純正6速MTへと換装されている。

まさにFD3Sの最先端チューニングを表現した1台なのだが、それが世界中のチューニングファン達から支持されて「東京国際カスタムカーコンテスト(インターネット投票)」のグランプリに輝いたというわけだ。

なお、グランプリを受賞したビルダーには、オートサロン事務局からトロフィーと賞金100万円(現金)が授与される。今回、その贈呈式がRE雨宮で行われるということで、WEB OPTIONもその場に立ち会った。

東京オートサロン事務局長の福井氏からトロフィーを受け取ったトップシークレットのスモーキー永田は、
「出展はトップシークレットでしたけど、実際の製作は雨さんがメインですからね。僕が頂くのはおこがましいというか…」と、謙虚に語る。
一方の雨さんは、「こういうコラボレーションは初めてだったから、すごく貴重な体験だったよ。楽しかったし、それが評価されて本当に嬉しいね」と笑顔を見せた。

ちなみに賞金100万円の使い道についてビーア氏に尋ねると、「アジアの貧しい子供たちを支援する団体に、全額寄付します」と、迷いのない表情で答えてくれた。

今後はアジア各地のカーショーやイベントへと参戦し、さらなる話題をさらっていく予定だという。“憧れ”が“現実”になったその先で、「THE SEC“RE”T 7」は、再びJDMの夢を世界へと拡散していく。
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007/トップシークレット 千葉県千葉市花見川区三角町759-1 TEL:043-216-8808
【関連リンク】
RE雨宮
http://www.re-amemiya.co.jp/
トップシークレット
https://topsecret-jpn.com/

