量産目前か?プレリュードHRCコンセプトに見る市販化へのリアリティ

−−この「プレリュードHRCコンセプト」で、ホンダアクセスさんはどういったところを担当されているのでしょうか?
湯沢さん ホンダアクセスは今までも車両側のパーツビジネスという形でアフターパーツを展開してきましたが、今後はHRCのパーツも開発を担当していくことになります。
−−この企画が立ち上がった経緯は?
湯沢さん 今後HRCをホンダ全体としても盛り上げていこうという方針があり、それにホンダアクセスも協力してほしいという要請がありました。
そこで、ホンダアクセスが「モデューロ」ブランド製品などの開発を通じて培ってきたノウハウを使いながら、HRCがモータースポーツを通じて培った技術も使い、さらに高い技術を皆さんにお渡ししていこう…という想いで一致しました。そこから話がスタートしています。

−−ホンダアクセスさんとHRCさんとの役割分担は?
湯沢さん HRC側はレースからの技術フィードバックだったり、風洞やシミュレーターの技術供与がメインになります。それをホンダアクセスは市販化し、お客様に提供します。
−−この「プレリュードHRCコンセプト」におけるモディファイのポイントは?
湯沢さん 今までホンダアクセスが手がけてきた「モデューロ」の「実効空力」(車両全体の空力バランスを整えて四輪の接地荷重を高める、ホンダアクセスの設計理念)を採り入れています。
パーツとしては、アンダースポイラー系とリヤウィングをメインにしながら、「実効空力」のコンセプトを入れ、デザイナーさんにはさらにHRCらしさを盛り込んだ造形を作っていただいています。

−−これまでの「モデューロ」ブランドやコンプリートカー「モデューロX」よりも、さらにレーシーなテイストでデザインを仕上げたのでしょうか?
後藤さん そうですね。まずHRCのブランディングという目的があり、「レースの世界から一般ユーザーの手元にやってきた」、そういうクルマにしたいという想いがありました。
そこで、空力を含めた性能を軸にした機能美をしっかり表現します。なおかつ、車種によって結果は異なるかもしれませんが、レーシングテクノロジーを取り込んで、ベース車が本来持っている魅力を引き上げたいと考えています。

−−各パーツは単体で販売される予定でしょうか? それとも「モデューロX」のようなコンプリートカーになりますか?
湯沢さん 今のご時世、販売のしかたはいろいろあると思いますので、お客様に手が届きやすい形で販売することを検討しています。


−−発売時期はいつ頃を目標に考えているのでしょうか?
湯沢さん まだハッキリとは言えません(笑)。
−−ただ、各パーツはこれまでのノウハウがしっかり入った形状で、「コンセプト」というレベルでは全然ないという印象を受けましたので、そう遠い先の話ではないのかなと。
湯沢さん (笑)。すごく量産に近いようにデザインしていただいているので。
−−発売を楽しみにしています。ありがとうございました!
