同社のVTG(可変タービンジオメトリー)ターボチャージャー技術は、エンジンを精密に制御することで幅広い回転転域における性能を最適化し、高度な燃焼制御と組み合わせることで効率向上、燃費改善、排出ガス低減を実現したものだ。

 このシステムには電動アクチュエーターによって角度調整を行なう可変ベーンを備え、タービン上流の圧力を制御することで、ほぼ瞬時に加速と最大出力を得ることを可能にしたほか、さらにOEMからの要望に合わせてサイズおよび搭載スペースを合わせた専用設計を採用。改良型タービンハウジングを用いることでパッケージ制約に対応し、過渡応答性をより向上させている。

このターボチャージャーには、強度と耐久性の向上を目的としてショットピーニング加工を施したコンプレッサーホイールを採用している。そこにショットピーニング処理を施すことで耐摩耗性が向上し、部品寿命を延ばし性能劣化を抑制を目指した。また、コンプレッサーのアウトレットにはサイレンサーを装備することで車内騒音を低減させている。量産開始時期は2028年頃の予定としている。

ボルグワーナーが公開したVTGターボチャージャー。
2026年型ジープ・グランドチェロキーに使用される新型ハリケーン4用VTGターボチャージャー。