
バンバン200とTW200のリムを組み合わせた極太仕様も圧巻
一見すると太足+ローダウンの怪物カスタム。しかしエンジンに目をやると……何かが付いている!? 近づいてみれば、なんとターボだ。タービンは軽自動車・ライフダンク用を流用し、マニホールドなどはすべて自作。ブーストを制御するアクチュエーターはあえて撤去しているが、キャブレター仕様の吸気抵抗が自然な制限になると計算されている。
ベースはモンキー系エンジンで、クランクシャフトはカブ用を採用。キタコ製88ccシリンダー、ミニモト製ピストン、SP武川製Rステージシリンダーヘッドなど、手持ちのパーツを組み合わせて組み上げた。ターボ化を見越し、ガスケット厚で圧縮比を下げてノッキング対策も万全。苦労したのはタービンを経由するオイルラインで、強化オイルポンプにより油圧を確保しつつ、確実なリターン経路を構築している。
どんな走りを見せるのか興味は尽きないが、現状はようやくエンジン始動にこぎ着けた段階。セッティングはこれからだという。苦労は承知の上で、楽しみながら“カブ・ターボ”を完成させていく構えだ。
アドレス110用リヤスプリングを用いたスプリンガーフォークを製作
ターボに目を奪われがちだが、足まわりも相当なワンオフ仕様。フロントはアドレス110用リヤスプリングを用いたスプリンガーフォークを製作し、チェーンライン補正パーツもすべて自作。全身オリジナリティの塊ともいえる、圧巻のカスタムに仕上がっている。




撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.16」
■日時:2024年5月4日(土・祝)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。次回は2026年5月10日(日)開催(場所は同じ)。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
※こちらの記事はモトチャンプ2024年9月号に掲載されたものです。