カルチャーとバイクを融合した新コンセプトショップ

ホンダモーターサイクルジャパンが日本に導入する「Cub HOUSE」は、従来の販売店とは異なる体験型の拠点である。2018年にタイで誕生したこのプロジェクトは、バイクを軸にカルチャーとコミュニティを結びつける場として発展してきた。

従来のディーラーが「販売」「整備」を担ってきたのに対し、Cub HOUSEは「体験」「共感」「自己表現」を重視する。バイクを単なる移動手段ではなく、ライフスタイルの一部として捉え直す取り組みといえる。

その核となるのが「Culture・Unique・Bikes」という三つのキーワードだ。この考え方はグローバルで広がっており、日本導入はその流れの一環である。

日本1号店は埼玉・戸田、2026年4月オープン

日本初のCub HOUSEは、埼玉県戸田市に2026年4月25日オープン予定である。

都市近郊という立地から、日常の延長線上でバイク文化に触れられる場としての役割が想定されている。従来の「買いに行く場所」ではなく、「立ち寄って過ごす場所」へと位置付けを変えている点が特徴だ。

展示はホンダのアイコニックモデルが中心で、主軸となるのは原付二種クラスである。実用性と趣味性のバランスに優れ、日本の都市環境とも相性が良いカテゴリーだ。スクーターを除いた構成とすることで、より趣味性やカスタム性を意識したラインナップとなる。

「普通」で終わらない日常をつくる三つの価値観

Cub HOUSEは三つの価値観で構成されている。

「Culture」は、バイクをきっかけに人が集まり、体験を共有する場づくりを指す。
「Unique」は、カスタムやスタイリングによる自己表現である。
「Bikes」は、移動手段にとどまらない存在としての再定義だ。

これらを組み合わせることで、「普通で終わらない日常」を提案する場となっている。

原付二種を起点に広がる新しいバイクライフ

原付二種を起点に広がるバイクライフ

原付二種モデルを軸とする理由は明確である。維持費が抑えられ、取り回しもしやすく、都市生活に適しているためだ。同時に、趣味性やカスタムの余地も大きい。

CT125、モンキー125、ダックス125といったモデルは、その象徴といえる存在である。

店内ではアパレルやアクセサリー、カスタムパーツも展開され、バイクを軸としたライフスタイル全体を提案する。購入にとどまらず、所有後の楽しみまで含めた体験が設計されている点が特徴だ。

Cub HOUSEは新しい店舗形態であると同時に、バイクの楽しみ方を広げる試みでもある。原付二種という身近なカテゴリーを起点に、カルチャーやコミュニティへとつなげていく。その動きが、日本のバイクシーンにどのような変化をもたらすかが注目される。

カブハウスオリジナルカスタムマシン画像ギャラリー

大阪モーターサイクルショーの会場では、Cub HOUSEオリジナルカスタムの原付二種たちが公開された。「モンキー125」「ダックス125」「ハンターカブ」の3車種が公開され、来場者の注目を集めていた。それぞれの車種の画像ギャラリーを用意したのでチェックしてほしい。

モンキー125

CT125 ハンターカブ

ダックス125