「仕事グルマ」だけじゃないアウトドア活用にも注目

東京ビッグサイトで開催された「FIELDSTYLE TOKYO 2026」では、キャンプ仕様のバンやSUVだけでなく、“働くクルマ”をベースにした個性派カスタムも来場者の視線を集めていた。そのなかでもひときわインパクトを放っていたのが、「星★商店」が提案していた軽トラックの“背抜き加工”だ。

背抜き加工とは、その名の通りキャビン後方を加工し、荷台との一体感を高めるカスタム手法。一般的な軽トラではキャビン背面が壁のようになっているが、背抜き仕様ではその部分を大胆にカットすることで、荷室側へ大きく開放されたスタイルとなる。

この加工最大のメリットは、帆や荷箱などを組み合わせることで、使い方を自由自在にアレンジできること。最近増えつつある軽トラキャンパーのような使い方とも相性が良く、運転席から荷台スペースへスムーズに移動できるのも大きな魅力だ。

さらに軽トラといえば、ほぼ直角に近いシートポジションが気になる人も多いが、シート本体を交換すれば快適性も向上。レカロシートへの変更はもちろん、リクライニング機能付きのハイゼット純正シートなどへ変更することで、自分好みの角度へ調整できるという。

また、安全面にも配慮されており、施工後は公認書類を作成。構造変更を行うことで車検対応となるのもうれしいポイント。ちなみに背抜き加工の作業時間は、基本的に1日程度。朝に車両を預け、夕方には施工を終えた状態で乗って帰れるケースもあるという(車種や仕様によっては2日程度かかる場合あり)。

軽トラカスタムというと、リフトアップやオフロード仕様に注目が集まりがち。しかし、“積む”“使う”という実用性をさらに進化させる背抜き加工は、軽トラの新たな可能性を感じさせてくれるカスタムだった。

背抜き加工ができる車両は、ダイハツ・ハイゼット系(トヨタ・ピクシス、スバル・サンバー)、スズキ・キャリイ系(日産クリッパー、三菱ミニキャブ、マツダ・スクラム)等、ほとんどの軽とらに対応。施工費用はハイゼットの標準キャプで12万円(税抜)から。
背抜き加工後、シート本体をリクライニン機構つきに変更するのが人気のパターン。特に多いのがハイゼットの純正シートで、シート代は左右で14万円ほど。レカロシートを新たに導入するユーザーも多いそう。
これが実際に背抜き加工した背面部分。施工後、純正に比べれば強度は落ちるが、強度試験済みで車検に通る問題のないレベル。

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