Q:中古で買ったバイクにリコールが出ていたみたい。対策済みかどうか調べられる?
神奈川県/中古バイク気になるさん
調べられます。見るのは車名だけではなく、登録書類に記載された「車台番号」。リコールは同じ車種でも、型式や製造時期、車台番号の範囲などによって対象が分かれるため、「同じ○○だから全部対象」というわけではありません。国土交通省の検索では車名や型式、届出日などから内容を確認でき、個別車両については各メーカーの検索ページで車台番号を入力して確認できます。
車台番号で調べられます
小型二輪なら車検証、軽二輪なら軽自動車届出済証、原付なら標識交付証明書など、登録書類を見れば車台番号を確認できます。あとはメーカーのリコール検索ページへ入力すれば、その車両が対象なのかを調べられます。
ここで大事なのが、リコール情報に記載された「対象車台番号の範囲」だけで判断しないこと。掲載された範囲には対象外の車両が含まれる場合もあるため、最終的には自分の車台番号をメーカーの検索ページで確認したい。
中古車の場合は、「対策済みのはず」と思い込まないほうがいいかもしれません。ちなみにヤマハの検索システムでは、対象の有無だけでなく、修理が完了しているかどうかまで確認できます。
リコールと“サービスキャンペーン”の違い
リコールは、保安基準に適合していない、または適合しなくなるおそれがあり、その原因が設計や製作過程にあると認められた場合に、必要な改善措置を行う制度です。対象車は無償で点検・修理を受けることになります。
似た言葉に「改善対策」と「サービスキャンペーン」もあります。改善対策は保安基準そのものには規定されていなくても、安全確保や環境保全の面で放置できない不具合への対策。サービスキャンペーンは、リコールや改善対策には当てはまらない品質改善です。
つまり、リコールは保安基準に関わる不具合への対策。サービスキャンペーンは、それ以外の品質改善です。
「対策済み」かどうかはWEBでチェック
以前はメーカーごとにステッカーやペイントなどで実施済みを識別していましたが、2026年4月1日以降の届出分からは、各メーカーのWEB検索で「実施済み」を確認する方式へ切り替わっています。
つまり、中古車を見る際「ステッカーが見当たらないから未対策?」と車体だけで判断できなくなったということ。スマホで車台番号を確認したほうが早いし、確実なんです。
中古車を買ったら、最初に1回見ておくと安心
中古バイクを手に入れる際、走行距離やタイヤ等を確認する人は多いはず。そこへもうひとつ、「車台番号でリコール履歴を調べる」を加えておくと安心材料が増えます。
リコール情報は、怖がるためのものではありません。メーカー側で対策方法が用意されているからこそ公開されている情報です。対象なら販売店で必要な点検や修理を受ける。対象外なら、それもひとつ安心材料になる。
車台番号って、普段は登録書類に書いてあるだけであまり意識しない数字。でも愛車の履歴を知るきっかけにもなるんですよね。中古車を迎えたら、まず一度チェック。そこまで済ませたら、あとは気持ちよく走りに行きましょう。
【モトチャンプ編集部】
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