名鑑 【ポルシェ図鑑】「ポルシェ718 W-RS スパイダー(1962)」F1エンジンを譲り受けた718。【写真・1枚目】 F1用に開発された空冷水平対向8気筒DOHCエンジンを搭載したポルシェ 718 W-RS スパイダーのフロントスタイル。 1.5リッタークラスで無敵を誇った550及び718。時に格上の大排気量車を降すなど“ジャイアントキラー”振りを発揮した。その718シリーズにF1譲りの空冷水平対向8気筒DOHCエンジンを搭載したのが718 W-RSだ。 空冷フラット8をミッドに搭載するため、ベースとなった718 RS61のホイールベースを35mm延長。前後トレッドも広げられ、ひとまわり大きくなったシャシーにアルミ製ボディを被せている。 レーシングモデルでありながらストリートカー並みに細部まで作り込まれた718 W-RS スパイダーのコクピット。 1963年のタルガ・フローリオに出場し、見事総合優勝を飾った718 GTR クーペ。地元出身のマリア・カルロ・アバテとジョー・ボニエのコンビがドライブ。ウンベルト・マリオーリとジャンカルロ・バゲッティの718 W-RS スパイダーも総合7位に食い込んでいる。 ポルシェ 718 W-RS スパイダーのレースシーン。 ポルシェ 718 W-RS スパイダーのレースシーン。 ポルシェ 718 W-RS スパイダーのレースシーン。 自転車競技トゥール・ド・フランスでも「魔の山」として有名な南仏プロヴァンスにあるモン・ヴァントゥで1964年に行われたヒルクライムに出場したエドガー・バルトと718 W-RS スパイダー“グランドマザー”。このレースでも2位のロータス 23 BMWを引き離して優勝を飾っている。 この画像の記事を読む