公認車検まで含めて約120万円〜!

車両持ち込みはもちろん新車ベースでの製作にも対応!

筑波サーキットでコペン初の59秒台を叩き出し、名実ともにコペンのトップチューナーに君臨する“も。ファク”。守備範囲はパワー系統だけでなく、ジムニーのフレームにL880Kのボディを乗せた「コペニー」や、コペン改FR仕様の魔改造ドリフトスペックなど、常に話題を振りまくアグレッシブさも見どころだ。

そんな“も。ファク”の隠れメニューが、今回紹介するLA400Kの4WD化だ。FFモデルのみしかラインナップされていないコペンだが、雪国のオーナー達から「冬でも安心してコペンを走らせたい」という声が定期的に寄せられていたという。そんなラブコールに応えるべく、カスタムメニューとして4WD化を用意したのだ。

画像はリヤから見た下回りの状態。プロペラシャフトとリヤのホーシング追加が4WD仕様の証だ。ダイハツ純正部品を使いつつ、重要なプロペラシャフトは“ナプレック”で長さ合わせやバランス取りを実施。また、ガソリンタンクもダイハツの4WD用に変更して、スペースを確保している。

フロントから下回りを見ると、リヤ方向にプロペラシャフトが伸びているのがよく分かる。ミッション(ケース)は4WD用に交換され、トランスファー付きの駆動系がセットされる。

ちなみに、フロントサスメンバーもトランスファーの逃げがあるダイハツの4WD用に変更済み。また、プロペラシャフトのセンターベアリングは、コペンに合わせて専用開発されたアイテムが与えられる。4WDとはいえ、リヤへの駆動配分は高くないため走行時の軽快さは損なわれないそうだ。

3リンク式のリヤサスは、ノーマルのピボット部分をカットして、新たに4WD用サイドフレームから切り出したピボット部分を接合。もちろん、流用元の車両とはアーム長が変わってくるため、改めて位置決めも行われている。

ラテラルロッドはシルクロード製の調整式を利用するが、ブラケットが必要になるため、こちらもダイハツの4WD用トランクフロアを移植することで対応。ちなみに、エキゾーストマフラーもスペースに合わせてダイハツの4WD車用の純正品を加工して組み合わせている。

気になる予算は、部品代+加工取り付け工賃で100万円〜。公認取得と車検でプラス20万円とのこと。コペンの4WD仕様に夢を抱くオーナー諸氏は、一度相談してみてはいかがだろうか。

●取材協力:も。ファク 兵庫県川西市東畦野2-1-8 TEL:072-791-5559

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