アニメに魅せられレプリカ仕様の製作決意!
良いトコ取りのスタイリングとストレスなしの加速感がお気に入り
ブルーのシルテイティといえば、「頭文字D」に登場する碓氷峠最速の女性コンビ佐藤真子と沙雪のマシン。天然な性格でメカ音痴の真子がドライビング、助手席の沙雪がセッティングも担当する頭脳役で、2人の抜群のコンビネーションで地元では敵なしの豪快なドリフトを繰り出していく。

そんな真子のシルエイティのレプリカ仕様が、ゆうこすさんの愛車だ。頭文字Dにハマったのは、旦那さんとの交際中のことだった。
「元々はクルマに興味がなかったのですが、彼が好きだというのでアニメを観たら面白くて。最初は拓海の普段とバトル時の2面性とユーロビートのBGMにハマり、その後登場車の中でカッコ良いなと思ったのがクーペスタイルでリトラヘッドの健二の180SX。その後に池谷のS13シルビアの顔も良いな…と感じていたところに、現れたのが真子のシルエイティでした。『これって好きなクルマの良いとこ取りじゃん!』というわけで、一番の推しになったんです」と製作のきっかけを教えてくれた。

8年前に購入したのが96年式のタイプXのAT車。事前に集めていたパーツを購入したショップに持ち込んで、MT化とフェイススワップ、オールペンを依頼した。レプリカの参考にしたのは食玩のパッケージで、真子号に合わせてAピラーとミラーをブラックとしたのが拘りだ。

原作ではSR20DETエンジンはノーマルで、追加インジェクターとマフラー交換にECU書き換え仕様と紹介されていた真子号に対し、ゆうこすさんのマシンは完全なノーマル。エンジンルーム内にはシルバーだったベース車の名残が。

食玩のパッケージを参考にしながら、パーツ選択は基本的にショップにおまかせ状態で製作。ゆうこすさんの愛車のリヤスポイラーはTBO製だが、真子号はプロショップウェーブのタイプⅠとされている。

MT化されたセンターコンソール。運転するために納車に合わせて免許もAT限定を解除したというほどの拘りだ。

インテリアも完全なノーマル状態だが、約30年経過しているとは思えないほどの素晴らしいコンディションを誇る。

原作での記載はないが、BBSスーパーRSが定説となっている真子号のホイール。ゆうこすさんが装着するのはSSRだが、ブルーボディにゴールドメッシュがお気に入り。車高調はブリッツ製を装着している。

「現在の仕様は理想の50%というところで、より完成度を高めるためにまずはダクト付きの同形状フロントバンパーとウェーブリヤスポイラーに変更。いずれは砲弾型マフラーや赤いレカロも装着したいです」というから期待したい。

