追求しているのは“長く楽しめる仕様”!

25年の実績と経験をもとに提案する“今、ちょうどいい”SRチューン!

今年、創業25周年を迎える「STRワカイエンジニアリング」。代表の若井さん自身も180SXオーナーであり、20年前にはS14タービン仕様で筑波サーキットを1分2秒7で走破するなど、SR20チューンで数多くの実績を積み重ねてきたショップだ。

「中古車価格の高騰もあって、この10年でオーナー層は大きく変わりましたね。ご依頼内容も、以前のようなハードチューンから、“適度なパワーで長く楽しめる仕様”を求める方向へと変化してきました」と若井さんは語る。

実際、これまで装着されていた社外タービンを外し、純正タービンのブーストアップ仕様に“戻す”作業が増えているという。このユーザー車両のS14シルビアも、エンジンオーバーホール時にS15ターボ用純正ピストンと東名パワードポンカム(IN256度/EX264度)が組まれている。

最近のオーナーは、まず日産純正パーツ、それがなければニスモ製パーツを選ぶ傾向が強い。それに応えるため、新品で手に入る純正パーツは常にエンジン1基分を揃え、生産終了パーツについてはこれまでストックしてきた中古品で対応している。

タービンはS14純正のまま、アルトラック製42.7φエキマニで排気効率をアップ。サクションパイプにはR35GT-R純正エアフロを装着し、STRオリジナルの純正ECU書き換えで制御する。

足回りはSTRオリジナル車高調をセットし、フロント8kg/mm、リヤ6kg/mmのスプリングを組む。フロントピロテンションロッドもオリジナルに交換し、リヤアッパーアームとトーコントロールアームはD-MAX製を装着。ブレーキはグローバル製キットで、フロント355mm、リヤ305mmと大径化している。

ちなみにこのS14は、足回りはそのままにタイヤ&ホイールを履き替えることで、筑波TC2000でのグリップ走行とジムカーナ場でのドリフト走行を両立して楽しむ“リバーシブルマシン”だという。

こちらの180SXは若井さん自身の愛車。エンジンはノーマルのままS14純正タービンをセット。どちらの車両も燃料系・冷却系の容量アップを行い、R35GT-R純正エアフロを流用してSTRオリジナルの純正ECUで制御する。

フロア補強にはSTRオリジナルロアブレースバーVer.3(5万5000円)を装着。S15にボルトオン装着できる設計だが、S13/14ではメインフレームに穴開け加工が必要。S13/14にボルトオンで取り付けたいなら、Ver.2(税込3万3000円)がオススメだそうだ。

この2台を間近で見ると、今の多くのユーザーが望んでいる「適度なパワーで長く楽しめる仕様」の好例だと感じられる。それでいて、R35エアフロなど最新パーツを取り入れて信頼性を高めるなど、ユーザー目線に立ったバージョンアップも抜かりない。

若井さんは言う。「S15ですら発売から25年以上が経っています。S13やS14は言わずもがな、年式的には“旧車”として付き合う心構えが必要ですし、常に好調を保つには、それに応じたメンテナンスが欠かせません」。

シルビア&180SXを中心に手掛けてきたSTRワカイエンジニアリングには、25年に渡って培った経験とノウハウが蓄積されている。ユーザーが望む理想の一台を作り上げることは、彼らにとって朝飯前だ。

●問い合わせ:STRワカイエンジニアリング 茨城県龍ケ崎市姫宮町7870-4 TEL:0297-61-3156

「ワンオフ加工も得意とする創業22年の老舗!」STRワカイエンジニアリング【SPECIAL SHOP】

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