業界人コラム 最新世代戦車「10式戦車」の性能③、ヒトマルの防御力に注目する【写真・6枚目】 外装式のモジュラー装甲を纏った10式戦車。 砲塔左側のモジュラー装甲。装甲自体はこの外装ブロックの内部にあるという。外装ブロックは脱着できる仕組みだ。外装ブロックの表面にはパネル状の構造があって、いくつかは用具などの収納を兼ねている。外板表面にある多数のフックはカモフラージュ用偽装網などを取り付けるためのもの。 砲塔右側のモジュラー装甲を俯瞰する。砲身基部の防盾以後の脱着式外装ブロックの配列だ。 履帯(キャタピラ)を覆うスカートも防御力の一部だ。さらに下方へ延長されているのはラバー製スカートで、これは主に走行時の保護用装備とされるもので装甲材ではない。 砲塔前部左右に設置された76mm発煙弾発射機。スモークを発生させ相手の視界を奪い攻撃を回避する。 砲塔の四隅にはレーザー検知器が設置される。相手の測距レーザー波や対戦車ミサイル誘導用レーザー波を検知するといわれ、全周囲を走査可能だというが性能の詳細は当然非公表。 砲塔後部にはバスケットと呼ばれる荷室(荷台)がある。スコップやハンマー等の器具は後部車体に取り付けられている。 この画像の記事を読む