業界人コラム ブルーインパルスが被災地を激励! 北陸の空を彩った2つのイベントをレポート【自衛隊新戦力図鑑】【写真・1枚目】 晴れ渡った青い空にスモークの白い航跡を描くブルーインパルスの6機編隊。2023シーズンを締めくくる飛行は、北陸が舞台となった。 福井駅西口に立つフクイティタン(福井県で発見された恐竜)のモニュメントを「トレイル・ローパス」で横切るブルーインパルス。新幹線をイメージした一直線の隊形で、展示飛行はスタートした。新幹線開業に合わせて、福井駅周辺には新しい商業施設やホテルが建ち並ぶ。 新しく福井駅前に設置されたティラノサウルスの上空で「サクラ」を描く。前日の予行での状況から撮影位置を選んでいたが、展示飛行のポイントがややズレたため、慌てて修正した。 西口から東口に移動し、新幹線ホームとトリケラトプスと絡めて「サンライズ」を撮影した。新幹線開業にともない、周辺の恐竜モニュメントが増えており、いろいろと撮影するのも楽しい。 輪島市上空を「フェニックス・ローパス」するブルーインパルス。フェニックス隊形は、東日本大震災後に復興の願いをこめて作られた隊形で、今回の激励飛行には欠かせないものである。写真下の消失した建物は漫画家、永井豪氏の記念館。幸いにして原画など展示物の一部は消失を免れたそうだ。 被災地では陸上自衛隊中央音楽隊による慰問演奏も行われている。同部隊のソプラノ歌手、鶫真衣3曹は自衛隊音楽隊の歌姫の一人として名高い。当日は石川さゆりの演歌「能登半島」を熱唱した。 このときの動画をYoutubeにもアップしているので、興味のある方はご覧いただきたい。[KIKU Channel:https://www.youtube.com/watch?v=cpNEBur_Vns ] この画像の記事を読む