チェコの自動車メーカー・シュコダがEVを開発中

シュコダはチェコを本拠地とするヨーロッパでも名門の自動車メーカーで、現在はフォルクス・ワーゲンアウディグループに組み込まれている。
正規販売こそ行われていないが、WRCや全日本ラリーでの活躍から日本での知名度はその他の日本未導入ブランドより高いのではないだろうか。

新井大輝のシュコダが圧勝。2020年王者、4年ぶりの全日本ラリー総合優勝果たす/第2戦唐津 | autosport web

 4月13日(土)から14日(日)にかけて、佐賀県唐津市を中心にJRC全日本ラリー選手権第2戦『ツール・ド・九州2024 in 唐津』が行われ、新井大輝/松尾俊亮組(Ahead Skoda Fabia R5)が2024年シーズン初優勝を飾った。  開幕戦ラリー三河湾からひと月以上のインターバルを置いて開催された今大会は、初日のレグ1に6つのターマック(舗装路)ステージ、最終日となるレグ2も同じく6本のターマックステージが用意され、計12本のスペシャルステージ(SS)で争われる予定だった。しかし最終SS12は計測機器の故障によりステージキャンセルに。このためSS11までのリザルトで総合結果が確定している。

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WRC準拠のシュコダ・ファビアR5をドライブする新井大樹選手が全日本ラリー第2戦で総合優勝。

同ブランドは、2026年までに合計6台の新型エレクトリックモデルを発表予定で、そのうち5台がクロスオーバー/SUVとされている。エルロックはその中の1台で、ミドルサイズ・クロスオーバーSUV「カロック」後継に位置づけられたEVだ。車名の「エルロック」は、「エレクトリック」(電気)と「カロック」を組み合わせた造語となっている。

シュコダ・カロック

市販型は「MEB」プラットフォームを採用、人気だったカロックよりわずかに大きい全長4.5mと予想され、「広々とした非常に実用的なインテリア」を備えた「理想的なファミリーカー」になるだろうと噂されている。

シュコダ エルロック 市販型プロトタイプ スパイショット

エルロックのプロトタイプのスクープ写真

ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、厳重にボディをカモフラージュしているが、流行のスプリットヘッドライトと、薄く完全に密閉されたグリルが確認できる。また、バンパー両サイドにはスリムな垂直のエアカーテンと、金属のアクセントが付いた広い下部インテークが見てとれる。

シュコダ エルロック 市販型プロトタイプ スパイショット

リヤセクションでは、ミニマルなバンパーと角張ったテールライトが特徴となっているほか、角張ったリヤウィンドウとラップアラウンドスポイラーが装備されていることがわかる。

シュコダ エルロック 市販型プロトタイプ スパイショット

わずかに見えるキャビン内には、大型の自立型インフォテインメントシステムが搭載されているように見える。また小さなインストルメントクラスターが搭載されると伝えられている。

シュコダ エルロック 市販型プロトタイプ スパイショット

予想されるパワートレインだが、62kWhのバッテリーパックと、最高出力179ps、最大トルク310Nmを発揮するリヤマウントモーターを搭載している可能性があるほか、より強力なAWDモデルも期待できそうだ。
エルロックのワールドプレミアは、2024年内と予想されている。