業界人コラム 自衛隊の大型輸送ヘリ「CH-47」で重機を空輸することは可能なのか? 能登半島地震救援活動への批判について考えてみた【写真・3枚目】 大型輸送ヘリコプターCH-47が、陸上自衛隊の軽装甲機動車を懸吊して輸送している。重機も同様に運ぶことは可能なのか?(写真/アメリカ陸軍) 空輸のためバックホウは分解された。分割されたパーツは、空輸時のバランス確認(写真左)を行なったうえで輸送され、現地で再び組み立てられた(写真右)。組み立てのため、別途クレーンも輸送された(写真/国土交通省北陸地方整備局webサイトより) 批判のなかには「輸送機から物資を空中投下しろ」というものもあったが、こうした空中投下のためには、幅400m、長さ400m以上の平坦で開けた土地が必要であり、見当違いも甚だしい意見だと言える(写真/アメリカ空軍) 陸上自衛隊はCH-47を、J型/JA型あわせて約50機保有している(写真はJA型)。機内なら8.5トン、機外(懸吊)なら12トンの物資を、また人員55名を輸送できる(写真/アメリカ海兵隊) 1月4日、「おおすみ」搭載のホバークラフト揚陸艇LCACによって、重機などが陸揚げされた。やはり大きく重い物資の輸送は船舶が優れており、とくにLCACは港湾施設に頼らず、海岸に直接物資を陸揚げできる(写真/統合幕僚監部) この画像の記事を読む