CLAクラス新型に続き、メルセデスの次世代コンパクトファミリーの2番目のメンバーに

メルセデス・ベンツ GLB 次期型プロトタイプ スパイショット
メルセデス・ベンツ GLB 次期型プロトタイプ スパイショット

GLBはメルセデスのSUVラインアップのなかでは常に少々変わった存在で、GLCとGLEの5人乗りより下位に位置しながらも、最大7人乗りを提供している。実用的で家族向けのSUVは、今年後半に2026年モデルとして登場するCLAクラス新型に続き、メルセデス・ベンツの次世代コンパクトファミリーの2番目のメンバーとなる予定だ。

メルセデス・ベンツ GLB 次期型プロトタイプ スパイショット

GLB次期型は、メルセデスの今後のコンパクトカー全シリーズと同様に、同社の新開発「MMA」(メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ)を採用、これにより、GLBはマルチ・フューエル・アプローチを使用できるようになる。今回捉えたプロトタイプは、オープングリルを装備、ガソリンエンジン駆動モデルであることを示唆している。

スカンジナビアで捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュがなされているが、メルセデスの新しいデザイン言語が少し垣間見える。現行GLBの全体的な角張った直立したプロポーションは維持され、より洗練されたGLCの後継車との差別化を図る。後部座席に十分なスペースが確保され、7人乗りが引き続き提供される可能性が高いと見ていいだろう。

やや丸みを帯びたフロントエンドの注目はヘッドライトだ。これまでのプロトタイプでは隠されていたが、内部にメルセデスの3つ星LEDデイタイムランニングライトが初めて露出している。

メルセデス・ベンツ GLB 次期型プロトタイプ スパイショット

後部セクションは、より広範囲のカモフラージュが施されているが、ブーメラン型のテールライトが使用されており、おそらくライトストリップが結合されているようだ。

キャビン内では、デジタルゲージクラスターと、インフォテインメントシステム用の画面を統合した幅広のパネルを備えたダッシュボードと、温度調節用の円形の通気口が装備されると見られている。

2026年にガソリンハイブリッドバージョンが市場に登場する前に、2025年にEVとして登場するCLAとは異なり、GLBは発売当初からハイブリッドと完全電気の両方で成功する可能性がある。

おそらく、1.5L直列4気筒エンジン、8速DCTに接続された1.3kWhバッテリーを搭載、マイルドハイブリッドパワーを備えるはずで、最高出力136ps、163ps、190psを発揮、電気モーターからさらに 27psが追加される。しかし、次期型では、最も低出力のバージョンは提供されないとみられる。これはGLAでもそうだったように、コンパクトモデルでも、上位モデルに限定することで、利益率を上げる戦略だ。

EVは58kWhおよび85kWhのバッテリーパックで提供される可能性があり、その走行距離は、より空力的なCLAから予想される750km(466マイル)よりも短くなる。