速度とトルクの制御性能に優れたACモーターを採用することで、電動ならではの静粛性に加え、力強く滑らかで安定感のある走りを実現

G30Es

この新製品は電磁誘導式(※)の「G30Es」とマニュアル式の「G31EPs」の2機種をラインナップ。ともに新開発のリチウムイオンバッテリーと車両コントロールユニットを搭載している。さらに速度とトルクの制御性能に優れたACモーターを採用することで、電動ならではの静粛性に加え、力強く滑らかで安定感のある走りを実現しているのが特長だ。
※埋設した誘導線を感知して設定されたルートを走行する自動運転システム

リチウムイオンバッテリーは、開発から製造まで一貫して同社で開発された内製品(開発はヤマハ発動機、製造はヤマハモーターパワープロダクツが担当)で、そのセルにリン酸鉄系の材料を採用することで、高い信頼性と長寿命を実現。4kWhと6kWhの2タイプをラインナップし、航続距離やコースの特性、プレースタイルなどに合わせて選べる。

車両コントロールユニット(VCU※1)は、駆動モーターのコントローラー(MCU※2)を最適に制御することで、高効率と高出力を両立。最適化した回生協調ブレーキ制御とACモーターの組み合わせで、従来モデルと比べ消費電力も約30%(同社調べ)低減している。
※1:Vehicle Control Unit(車両の動作や機能をコントロール)
※2:Motor Control Unit(最適な電流でモーターをコントロール)

同社のゴルフカー事業は、2025年で50周年を迎えた。「G30Es」と「G31EPs」は、次の50年に向けたLSM(Low Speed Mobility)事業の基点となるモデルのひとつだ。

特徴①新開発の内製リチウムイオンバッテリーを搭載

リチウムイオンバッテリー

熱安定性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、高い信頼性と長寿命を獲得。航続距離やコースの特性、プレースタイル等に合わせて選べる4kWhモデルと6kWhモデルをラインナップしている。

特徴②制御精度の高いACモーターを採用し、回転数やトルクを緻密にコントロール

ACモーター

速度とトルクの制御精度に優れたACモーターを採用し、細やかな回生制御とブラシレス化による高効率化と、メンテナンスフリーを実現。バッテリーモデルならではの静粛性に加え、力強く安定感のある走りにもこだわった。

特徴③ふたつのコントロールユニットで高効率と高出力を高次元で両立

VCU
MCU

最適制御されたVCUとMCUで、走行時の滑らかな加減速だけでなく、ワンランク上の乗り心地を提供するとともに、消費電力も抑制しランニングコストや環境負荷低減にも貢献している。

⚫︎ヤマハ発動機公式サイト「ゴルフカー」