ディテール解説

排気量168.9cc、わずかにショートストロークの空冷SOHC2バルブ単気筒を搭載。最高出力は12.2psで、同社のJET X 125の12.6psより少ないが、最大トルクでは1.0Nm上回っている。
バーグラフ式のタコメーターと燃料計を備えるLCDディスプレイ。時計が常時表示されるので通勤通学時に重宝する。積算計/距離計を切り替えるボタンは画面下部にレイアウト。
ブレーキは前後ともディスクを採用。125は前後連動式だが、200は前後にABSを導入する。
キャリパーはフロントがピンスライド片押し式2ピストン。リヤは対向式2ピストンを採用。
ヘッドライトは夜間走行時も安心なLEDを採用。ウインカーはオレンジのフィラメント球。
3Dデザインのコンビネーションランプ。ブレーキランプにLEDを採用して被視認性を向上。
シート下にはフルフェイスのヘルメットが収納可能。その後方に燃料タンクを配置する。
左の小物入れの中にUSBクイックチャージ2.0ポートあり。便利なコンビニフックも備える。

SYM JET14 200 主要諸元

全長 1990mm
全幅 730mm
全高 1075mm/1115mm(バイザー)
シート高 770mm
軸距(ホイールベース) 1350mm
車両重量 ---kg
エンジン形式 空冷4ストローク、SOHC2バルブ、単気筒
ボア×ストローク φ61×57.8mm
排気量 169cc
最大出力 9kw(12.2ps)/7500rpm
最大トルク 12.5N.m/6000rpm
燃費 34.5km/ℓ
始動方式 エレクトリカルスターター
フロントショックアブソーバー テレスコピックフォーク
リヤショックアブソーバー ダブルスイング
クラッチタイプ 遠心クラッチ
変速機形式 CVT
フロントタイヤ 100/90-14
リアタイヤ 110/80-14
フロントブレーキ ディスク式 (直径260mm)+ABS
リアブレーキ ディスク式 (直径220mm)+ABS
燃料タンク容量 7.5ℓ
生産国 中国
125ccのフルサイズアドベンチャーって実は珍しい存在かも?SYM・NH T 125、コスパ優秀でした!

SYM(エス・ワイ・エム)は、1954年に創業した三陽工業(SANYANG MOTOR)の二輪ブランドであり、台湾国内ではキムコ、ヤマハに次ぐシェアを持つ。日本の総輸入元は2019年からモータリスト合同会社となっている。スクーターメーカーのイメージが強いが、有段ミッション車もラインナップしており、今回試乗したのは原付二種でも稀少なアドベンチャーモデル、NH T 125だ。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●SYMジャパン(http://www.sym-jp.com/)

https://motor-fan.jp/bikes/article/34672/
ライバルはホンダPCX|SYMの125ccスクーター、JET X 125は走りで語れるオールマイティなスクーターだ

台湾のSYM(エス・ワイ・エム)が群雄割拠の125ccクラスに満を持して投入したのが、スタイリッシュなJET X 125だ。センタートンネルを持つ前後14インチホイールのシャシーに、12.6psを発揮する水冷SOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。オールLEDの灯火類やスマートキー、USB電源など装備面でも日本メーカーのライバルに追従。その走りをじっくりとチェックしてみた。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●SYMジャパン(http://www.sym-jp.com/)

https://motor-fan.jp/bikes/article/35892/