新型ヴェゼルは売れている(が半導体問題で納車待ちが多い)

点検前、今回の担当サービスマンから
「気になるところはありますか?」
と聞かれる。
「今のところ快調ですよ、気持ちよく走れています。ナビがおバカなとこ以外は」(筆者)
「ナビですか……」(サービスマン苦笑)

ディーラーにて6ヵ月点検中のヴェゼル

正直なところ、メーカー装着の純正コネクテッドナビは、ちょっと使いづらい。道案内にも不満がある。筆者の使い方・設定に問題があるのかもしれないがナビについては今後あらためて検証の上、報告させていただくつもりだ。

それ以外は、基本的に先代ヴェゼルと比べて決定的な不満もなく買い換えて良かったと思う(不満がないことはないが、いずれ機会を見て報告したい)。

ホンダトータルケアアプリに表示される点検内容

6ヵ月点検はジャッキアップしてタイヤを外したりなどしない簡単な項目だ。今回、交換したのはエンジンオイルだけなので1時間ほどで終了した。ディーラーに伺ったのが土曜日ということもあるだろうが、結構な盛況ぶりだった。待っている間、隣の席ではどうやらヴェゼルの契約が決まったようで店長がお礼の挨拶をしていた。

筆者の担当営業マンが挨拶にきた。

筆者「ヴェゼル売れているようですね」
担当営業マン「おかげさまで売れています」
とにこやかに返答された。

納期について確認したところZで半年待ち、PLAYは受注をストップしていると巷の噂通りだった。やはり半導体不足が影響しているとのこと。特にナビ関連の半導体不足が顕著で納期が遅れているらしい。筆者は納車まで約2ヵ月かかったが、今となっては早くオーダーを入れて良かったと思う。その早めオーダーの筆者のヴェゼルでさえ納車時にはドラレコが間に合わず半月遅れでの装着だった。現在はもっと大変な状況となっているようだ。

振り返ると事前撮影会で最初に新型ヴェゼルを見たときデザインに違和感を抱きながらも先代ヴェゼルの残クレ終了間際だったこともあり早めのオーダーを決断したのは正解だったようだ。室内スタジオでの撮影だったということあり初見では理解できなかったデザインも今では非常に気に入っている。当初デザインにネガティブな意見が多かったものの、日本カー・オブ・ザ・イヤーでも3位と健闘し評価も上々。

僕がホンダ・ヴェゼルを選んだ理由 決め手はなんだったか?「e:HEV/FF/ボディ色はサンドカーキ・パール」

モーターファンをはじめとするさまざまなメディアで活躍中の山上博也カメラマンが新型ヴェゼルを購入した。「先代→新型」の「ヴェゼル→ヴェゼル」乗り換えである。第一印象は「えええっ?これが新型? これがヴェゼル?」と思ったのだが、購入に踏み切った。その理由から長期レポートをスタートしよう。 TEXT & PHOTO◎山上博也(YAMAGAMI Hiroya)

https://motor-fan.jp/mf/article/604/
たまたまトヨタ・ハリアーの後ろに駐車。確かに似てるといえば..とパチリ。
ぼちぼち見かけることが多くなってきた新型ヴェゼル

新型ヴェゼルの対抗馬にと発売されたカローラクロス。ブラック内装が嫌いな筆者はオリジナルのタイ仕様のブラウン内装を羨ましく思っていたところ、日本仕様の内装はブラックのみでグリルフェイスも変更されていた。ヴェゼルにオーダーを入れつつもちょっとだけカローラクロスが気になっていた筆者としてはひと安心(!)だった。

繰り返しになるが、半年経った今も新型ヴェゼルにして本当に良かったと感じている。幸い(?)なことに納車が遅れていることで売れている割には、まだまだ街中で新型ヴェゼルを見かけることは少ないのでちょっとだけ気分がいい。とはいえ、12月に入ってからはちょくちょくすれ違うようにはなってきている。近所のマンションの駐車場で筆者と同じ色サンドカーキのヴェゼルも見るようになった。他人の車ながら「お互い、良い色を買ったね」と思ってしまうほど、このボディ色も気に入っている。サンドカーキ・パール、筆者のヴェゼルを見て「素敵な色だね」とよくいわれるのだが、担当営業マンに尋ねたところサンドカーキのオーダーは1割にも満たないそうだ。ほぼプレミアムサンライトホワイトパール、もしくはプラチナホワイトパールをオーダーだという。その次にクリスタルブラック・パールとなるようだ。これから半導体不足が解消されてゆけば、どっと新型ヴェゼルも増えるだろう。不人気色?の方がサービスエリアなどの広い駐車場で自車を見つけやすいし筆者としてはサンドカーキが売れてくれない方が嬉しいかなと思っている。

たまたま先代ヴェゼルの横に駐車することになり思わずパチリ。
フロントがスクエアになった分、サイズが同じでも大きく見える。
Cピラー以降の形状の違いが良くわかります。

無限VEZELのスポーツサイレンサーはどう?

さて話は変わるが無限VEZELに撮影で触れる機会があった。エアロパーツはあまり好みではなかったのだが、スポーツサイレンサーには興味津々だった。じつは筆者の先代ヴェゼルは、マフラーメーカーのスルガスピードと共同でマフラー開発したものを装着していた。新型ヴェゼルは先代と違ってタコメーターもないしエンジン出力重視でもなくエンジンも高回転まで回ることもないようだからとマフラー交換をしてもいい音は出ないと思っていた。

無限ヴェゼルの後ろ姿。
無限ヴェゼルの走行写真。加速時は心地よい音してました。
新型ヴェゼル用無限スポーツサイレンサー

だが、目の前にマフラー交換したクルマがあると、どんな音がするのかやはり気になる。撮影スケジュールもあり自分では運転できなかったが、割と長い直線をフル加速で走ってもらい、外からの音を聞くことができた。

e:HEVでも思っていた以上に歯切れのよいビート感のある良い音を奏でてくれた。新型ヴェゼル、加速時や登り坂のエンジン音は結構うるさい。高回転まで引っ張ることもなく、ただ「ボー」とうるさいだけなので、どうせ煩いならマウラーを換えてしまうのもいいかもしれない。これなら交換して楽しめそうだ。音を愉しみたい方は検討する価値はあると感じた。ちなみに筆者が先代ヴェゼルに装着していたマフラーは車検の型式認証も取ってあり販売もしている。興味のある方はお問合せください。

新型ホンダ・ヴェゼル 旧型ヴェゼルと同じ条件で燃費を比べてみた。果たしてi-DCDよりe:HEVはどれほど良いか?

新型ヴェゼルが納車されて3カ月近くとなるが、緊急事態宣言下ということもあり自車でなかなか遠出をする機会がなくオドメーターはまだ1900kmだ。走りに関する報告が出来るほど走り込んではいないので、今回は日々のルーティンな走行条件から旧型ヴェゼルHV Z(FF)と新型ヴェゼルe:HEV Z(FF)の燃費を比較してみたい。 TEXT & PHOTO◎山上博也(YAMAGAMI Hiroya)

https://motor-fan.jp/mf/article/11184/