ディテール解説

至ってオーソドックスにレイアウトされたフロントマスク。黒いリムの丸型ヘッドランプながら、LEDを使った独自のレンズデザインが最新モデルであることを物語っている。

16インチサイズのスポークホイールにはピレリ製NIGHT DRAGONを履く。φ300mmのシングルローターに対向4ピストン油圧キャリパーを採用。

いかにも冷却フィンが美しい空冷の横置きVツインエンジンは、スーパーチーフリミテッドだけがクロームメッキ仕上げされている。総排気量は1890cc、トルクは162Nmを誇る。ステップはボードタイプが採用されている。

地面と平行、ストレートに伸ばされた右出しツインマフラー。走り去る姿も威風堂々と、良い雰囲気を醸し出している。

後輪も前輪と同じ16インチサイズのスポークホイールを採用。フローティングマウントされたシングルディスクローターもサイズは前輪と同じφ300mm。油圧キャリパーは2ピストンのピンスライド式だ。

ブラックアウトされたパイプバーハンドルはワイドだが、少し手前に引き絞られていて、ポジションに違和感はない。いかにも風防然とした大型クリアスクリーンも印象的だ。

一番下はメーター表示のモード切り替えや、ボイスコントロール等に使う。中段がウインカー&ハザードスイッチ。上がホーンと右側がディマー&パッシングスイッチだ。
右側にあるのがエンジンキルスイッチ。左側が始動用のスタータースイッチだ。中段手前にあるのが、クルーズコントロール用スイッチ。

シンプルな4インチ丸型メーターが一つ採用されている。液晶デジタルのタッチスクリーンディスプレイで回転計と速度計、時計や方位計とギヤボジションインジケーターが表示されている。Bluetoothでスマホとの連携にも対応している。

メーターディスプレーの表示デザインはハンドル左手のスイッチ操作で変更可能。写真の様にアナログ風デザインもある。
各種設定変更を始め、オーディオやスマホ等、連携できる多彩な機能をコントロールする時のメニュー画面。
左右のサドルバックを標準装備。タンデムライディング用に、クッションの厚いセパレートシートが標準採用されている。
一見レザーのソフトケースに見えるが、内側にはハードケースがあり、型崩れしないようしっかりとデザインされている。

ショートカットされたリヤフェンダーと左にオフセットされたナンバープレートが印象的。テール&ストップランプはウインカーと兼用される方式。スッキリとシンプルなデザインだ。

主要諸元

 エンジン形式:Thunderstroke 116 空冷OHV横置き49度V型2気筒
 排気量(cc):1890
 ボア x ストローク(mm):  103.2 x 113
 圧縮比:11.0:1
 燃料供給装置:電子制御燃料噴射システム(クローズドループ燃料注入) 
 スロットルボア(mm):φ54
 排気システム:クロスオーバー・デュアルエグゾースト
 最大トルク(Nm/rpm):162/3,200
 
 一次減速:ギアドライブ
 クラッチ形式:湿式多板
 ギア比(全体) :
  1速  9.403
  2速  6.411
  3速  4.763
  4速  3.796
  5速  3.243
  6速  2.789
 二次減速:ベルトドライブ
 減速比:2.2

 フレーム:セミダブルクレードル
 サスペンション(前/後):テレスコピックフォーク/スイングアーム(2本ショック)
 サスペンションストローク(前/後mm):132 / 75
 ブレーキ(前/後):φ300mmセミフローティングローター(4ピストンキャリパー)/φ300mmフローティングローター(2ピストンキャリパー)
 タイヤ(前/後):130/90B-16 67H(Pirelli Night Dragon)/180/65 B-16 81H(Pirelli Night Dragon)
 ホイール(前/後):16" x 3 / 16" x 5"(ワイヤースポークホイール)

 全長(mm):2,286
 全幅(mm):1,079
 全高(mm):1,203
 車両重量(kg):324(335 燃料満タン)
 最大許容重量(kg):522
 シート高(mm):665
 ホイールベース(mm):1,626
 最低地上高(mm):125
バンク角(度):31°
 キャスター(度):29°
 トレール(mm):131.5 
 燃料タンク容量(L):15.1

試乗後の一言!

ものを言わずして、人とは違う独自の雰囲気を漂わせる。まさに格別な乗り味がそこにある。

スーパーカブではありません。 GPX・POPz125は意外と実用派&実力派でした!

タイで急成長のブランド、GPXからビジネスタイプの原付2種バイクが登場。「POPz125」は実用的なのにお洒落でカワイイ、街でも目立ちまくりの一台だ。 REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) ※2020年4月30日に掲載した記事を再編集したものです。 価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/23880/
ボアアップ? いえいえ、ビッグスロットルボディでスーパーカブ110をパワーアップしちゃいました。|旅仕様への道・カスタム化

購入からおよそ1年、走行距離はまだまだ少ないけれど、その間にコツコツと旅仕様へとカスタムしてきた我がスーパーカブ110。今回はついにエンジン周りにも手を入れることになりました。カブ主にはおなじみの東京堂目白店さんのご協力で、スロットルボディを交換しました。 TEXT:栗栖国安 PHOTO:武田大祐

https://motor-fan.jp/bikes/article/10656/
排気量125ccの原付二種なのに車重は180kg。|ガチムチ系本格クルーザー、レオンアート・PILDER 125試乗

1985年にスペインで会社設立後、2004年に現在のブランドが立ち上げられたLEONARTモーターサイクル。原2小排気量バイクとして革新的なインパクトと満足度を提供すべく、個性的な製品開発を目指すと言う。その中で最上級の仕上がりを誇るフラッグシップモデルがPILDER 125である。 REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●ウイングフット株式会社(https://leonartmotors.jp/) ※2020年9月9日に掲載した記事を再編集したものです。 価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/14448/