ヒョンデの新しいデザイン言語「アート・オブ・スティール」を体現した大胆さと洗練さを融合させたFCEV特有のデザイン

第2世代となった新型ネッソは、全長4750×全幅1865×全高1640mm、ホイールベース2790mmのサイズを持つミッドサイズSUVだ。204ps/350Nmを発する駆動用モーターと2.64kWhのバッテリー、そして110kW(グロス)の燃料電池スタックと、162.6L(54.2L×2)の水素タンクを搭載。7.8秒の0-100km/h加速、179km/hの最高速(いずれも社内測定値)を実現する。同社では、5分間の充電で航続距離700km以上を目標として掲げている。

2024年10月に発表されたINITIUMコンセプトをベースにした新型ネッソは、ヒョンデの新しいデザイン言語「アート・オブ・スティール」を体現しており、素材本来の強さと自然な造形性を反映。デザインでは、スチールの耐久性と汎用性が緊張感と力強さをもたらし、芸術的な形状が誕生した。

無骨さを感じさせる大胆なラインと堅固な構造に、アーチ型の断面によって力強さが加えられた頑丈で洗練されたデザイン。ドアに施された水平の溝パターンは車両の耐久性を強調しており、全体的に都市とアウトドアの両方のライフスタイルに適合する。

エクステリアは「HTWO」ランプを特徴とする大胆さと洗練さを融合させたFCEV特有のデザイン。ヒョンデモーターグループの水素ブランド「HTWO」と「Hydrogen for Humanity(人類のための水素)」のメッセージを巧みに表現している。4つのドットランプにより、夜間でもヒョンデブランドを際立たせる。

キャビンは乗員の快適性と利便性を高めるために、広々とした空間に設計。インテリアには、家の中にいるような暖かさと快適さを連想させるパターンの、ソフトで贅沢なパッドが使用された。

ドライバー中心の湾曲したディスプレイ、直感的なコントロール、収納スペースに優れたアイランド型センターコンソールなども特徴的。デジタルサイドミラーディスプレイは、ダッシュボードの一部としてシームレスに統合され、開放感と実用性を最大限に高めている。ハイテク感にあふれる「家具付き空間」を作り出すデザインが、魅力度の高い室内空間を創出している。

新型ネッソは、先代モデルよりも車内空間が長く、広く、高くなったことで乗員の快適性が向上し、荷室容量も拡大した。最大993Lを確保し、ゴルフバッグを4個収納できる。