業界人コラム 「ドローン空母」実現に向けた艦載無人機による爆撃試験をトルコ海軍が実施。海上自衛隊も高い関心か?【写真・2枚目】 強襲揚陸艦「アナドル」艦上のバイラクタルTB3。ウクライナ戦争や第二次ナゴルノ・カラバフ紛争で一躍脚光を浴びた無人攻撃機バイラクタルTB2の発展型だ(画像/バイカル社YouTubeより) バイラクタルTB3は全長8.35m、翼幅14m。TB2が全長6.5m、翼幅12mだったのに比べて若干サイズアップしている(画像/バイカル社) 「アナドル」から発艦するバイラクタルTB3。短い強襲揚陸艦の飛行甲板で運用するため、同機は短距離離着陸性能を持つ。スペースの限られた艦内に搭載するため翼は折り畳み式となっている(画像/バイカル社YouTubeより) 強襲揚陸艦「アナドル」は、スペイン海軍の「ファン・カルロスI世」と同型であり、トルコで建造された。10機のF-35B戦闘機を運用するSTOVL空母としての役割を期待され、艦首が反りあがったスキージャンプ式の飛行甲板を持つが、F-35Bの輸入は頓挫してしまった(写真/トルコ海軍) バイラクタルTB3に搭載されたトルコ製「MAM-L」小型精密誘導爆弾。無人攻撃機搭載用の小型爆弾で、誘導方式はレーザーおよびINS/GPS方式を用いる。試験は成功し、爆弾は目標に命中した(画像/バイカル社YouTubeより) バイカル社では艦載用無人機としてジェットエンジン搭載の「クズルエルマ」も開発中だ。トルコは強襲揚陸艦に続き正規空母の建造も計画しており、将来的に有人・無人機混成の空母航空部隊が誕生するかもしれない(写真/バイカル社) この画像の記事を読む