ヘルメットが汚い&クサい! 洗浄ロッカーで8分間クリーニング、台湾で人気のサービスが日本初上陸|モーターサイクルショー2024

ロッカーに8分間入れておくだけで、嫌な匂いや除菌が行えるヘルメットのクリーニングマシンが台湾から上陸。買い物などの合間にヘルメットをクリーニングできる時代がやってきたぞ。
8分間ロッカーに入れるだけで、嫌な匂いがスッキリ消える

これからどんどん気温が高くなってくる季節。バイクに乗っていても汗をかいて、ヘルメットの中が蒸れてしまうことも。汗をかいたまま放っておけば異臭を放つかも。ほとんどのヘルメットは内装を外して丸洗いができるものの、そんなに頻繁に取り外して洗うのはなかなか難しい。そんなライダーにおすすめのサービスが、まもなく日本で始まるという。バイク用品ショップやショッピングセンター、道の駅、ガソリンスタンドなどに設置されたロッカー型の装置「ヘルメットクリーニングプロ」にヘルメットを入れておくだけで、UV除菌、オゾン除菌、超微粒子ミストを下から噴霧することで、洗浄、除菌、消臭、乾燥までを行うことができる。その間わずか8分。ヘルメットをロッカーに入れて、トイレや買い物を済ませている間にクリーニングが完了するというもの。そのデモ機が3月22日から24日まで開催された東京モーターサイクルショーに展示されていた。

下からアルカリ電解水のミストを噴霧することで、隅々まで除菌、消臭ができる。
グローブ専用の吹き出し口が左右に用意されているので、グローブも同時に除菌、消臭できる。

台湾では2019年から稼働しており、多くのマシンが設置されている。今回、日本への導入を機に、ユーザーからの意見を取り入れて第2世代へと進化。支払いはQRコード決済などの電子マネー決済を採用。ヘルメットに加えてグローブも同時に洗浄できるようになっている。洗浄液は日本と台湾の共同開発による安全性を重視したアルカリ電解水を採用。ウイルスや細菌の細胞膜を破壊し、水酸化物イオンにより効果的に消臭する。また、洗浄中の庫内は温度管理を徹底し、ヘルメットが傷まないように制御を行っている。しっかり乾燥が行われるのでヘルメットの中に湿気が残ることもなく、洗浄液の嫌な匂いが残ることもない。

筐体はコンパクト。同時に2個のヘルメットが洗浄できる。保守、管理は全てメーカーが行うので、設置するショップの負担はほとんどない。

日本国内ではまだ正式稼働が行われていないが、価格は1回1000〜2000円ぐらいを予定している。現在、設置するショップも募集しているので、気になるショップの方はWEBサイトから連絡を。

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橘 祐一