これからどんどん気温が高くなってくる季節。バイクに乗っていても汗をかいて、ヘルメットの中が蒸れてしまうことも。汗をかいたまま放っておけば異臭を放つかも。ほとんどのヘルメットは内装を外して丸洗いができるものの、そんなに頻繁に取り外して洗うのはなかなか難しい。そんなライダーにおすすめのサービスが、まもなく日本で始まるという。バイク用品ショップやショッピングセンター、道の駅、ガソリンスタンドなどに設置されたロッカー型の装置「ヘルメットクリーニングプロ」にヘルメットを入れておくだけで、UV除菌、オゾン除菌、超微粒子ミストを下から噴霧することで、洗浄、除菌、消臭、乾燥までを行うことができる。その間わずか8分。ヘルメットをロッカーに入れて、トイレや買い物を済ませている間にクリーニングが完了するというもの。そのデモ機が3月22日から24日まで開催された東京モーターサイクルショーに展示されていた。
台湾では2019年から稼働しており、多くのマシンが設置されている。今回、日本への導入を機に、ユーザーからの意見を取り入れて第2世代へと進化。支払いはQRコード決済などの電子マネー決済を採用。ヘルメットに加えてグローブも同時に洗浄できるようになっている。洗浄液は日本と台湾の共同開発による安全性を重視したアルカリ電解水を採用。ウイルスや細菌の細胞膜を破壊し、水酸化物イオンにより効果的に消臭する。また、洗浄中の庫内は温度管理を徹底し、ヘルメットが傷まないように制御を行っている。しっかり乾燥が行われるのでヘルメットの中に湿気が残ることもなく、洗浄液の嫌な匂いが残ることもない。
日本国内ではまだ正式稼働が行われていないが、価格は1回1000〜2000円ぐらいを予定している。現在、設置するショップも募集しているので、気になるショップの方はWEBサイトから連絡を。