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2014年の第1回はスズキ本社の前にあるお客様駐車場にて開催
今でこそ5機種/8バリエーションをラインナップするVストロームシリーズだが、国内の正規ラインナップに初めて加わったのは2013年1月であり、実はつい最近なのだ。トップバッターは650で、翌2014年6月に兄弟車の1000が続いた。そもそもVストロームは最初に1000が2001年のパリショーでデビュー。2004年に650が登場し、欧州におけるスズキの稼ぎ頭として成長した。しばらく逆輸入車という形で国内に流通していたため、ツーリング先などで見慣れた感はあったが、正規のラインナップに加わったのはほんの10年前なのである。
そして、その10年前からスズキが開催しているのが、Vストロームミーティングだ。記念すべき第1回の会場は、スズキ本社の前にあるお客様駐車場で、全国各地から300台を超えるVストロームが集結した。当時のラインナップが1000と650、そして650XTしかなかったことを考えると、これはかなりの台数と言えるだろう。その後、コロナ禍により2020年はグッズ販売のみ、2021年はオンライン配信のみという年もあったが、そうした苦難を乗り越えて、2022年からスズキ本社でのリアルイベントが復活。そして今年も無事に開催される運びとなった。
250SXのオーナーである筆者、早朝に千葉から浜松へ向けて出発!
昨年12月にヤマハのツーリングセローからVストローム250SXに乗り換えた筆者。このミーティングに参加するのを楽しみにしていた一人だ。イベントは10時スタートで、駐輪場の開場は9時。それ以前の路肩での入場待ちはNGとのことなので、現地に9時半ごろ到着するように千葉県北西部にある自宅を出発する。
新東名高速に入ったころ、スマートライドディスプレイに「現地到着8:20」と表示される。このペースでは開場前に着いてしまうので、時間調整のために駿河湾沼津SAに入る。すると、二輪スペースに5台ものVストロームが! そのうちの一人、650のオーナーさんに「あなたも浜松ですか?」と話し掛けられる。この分だと早く着いちゃうので朝飯でも食べようかと、なんて会話をする。
その後、VストSXと共に新東名を快調に移動し、浜松浜北ICからスズキ本社へ向かう。道中、SAを除くとVストロームを見かけた台数は10台にも満たなかったが、現場に到着したら衝撃の光景が! 駐輪場は右も左もVストロームだらけで、それはもう圧巻の一言だ。自宅からの走行距離は284.4km。ここまで走ってきた甲斐があるというものだ。
ステージでは設計者やゲストのトークショーで盛り上がる
ここからは、画像とキャプションでイベントの模様を紹介しよう。
どうにか天候が崩れることなく、予定どおりにイベントは終了
途中、ポツポツと雨が落ちてきたものの本降りにはならず、予定どおり14時でイベントは終了した。Vストオーナーに知り合いがいない筆者だが、それでもカスタマイズの内容についていろいろと質問できたり、駐輪場を歩いていたら自作のステッカーを突然もらえたりと、非常に有意義な時間を過ごすことができた。来年はさらに広い会場での開催を予定しているとのことで、場所が発表され次第お伝えしたいと思う。なお、Vストローム以外での来場もOKであり、オーナー以外も楽しめるイベントなので、皆さんもぜひ次回は足を運んでみてほしい。