アーティスティックなフレームワークがキラリと光る! シンプル・イズ・スーパーカブカスタマイズ【HCS】

2022年12月4日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)」。第30回を迎える同イベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が集結。ここではシンプルながら、ベース車両の魅力を最大限に引き出し、アートの領域に落とし込んだ、美しいスーパーカブカスタムをご紹介しよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:ムーンアイズ https://www.mooneyes.co.jp/

ベース車両:ホンダ スーパーカブ 製作:櫻井大真

前後タイヤはオフロード走行もこなすブロックパターンに変更。
最小限のカスタマイズで、素材の良さを最大限活かした、ビルダーのセンスが光る1台。床に敷かれた木の板とのバランスも絶妙。

世界各国で愛される超ロングセラーモデルのスーパーカブは、燃費性能や高耐久が人気のポイント。加えてスタイルの完成度も、世界中で支持されている大きな理由。スーパーカブが持つ“スタイルの完成度”を顕著に引き出し、見事に証明して見せたのが写真のカスタムだ。

キャプレター時代のシンプルなスーパーカブが持つ、根本的なスタイリングの良さを強調したとも言える、オブジェのように美しいこのカスタムは、ハンドル周り、フロントカバー、フロントフェンダー、レッグシールド、シート、リアキャリア、チェーンケースなどのパーツを撤去。

これらに加え、メインフレーム上にサブフレームの追加し、リアフェンダーのロング化、ハンドル形状の変更、マフラー交換など、最小限のカスタマイズにより、スーパーカブが持つ素材の良さ・親しみやすさ・魅力を、最大限に活かしたスタイリングに仕上げられている。

エンジンの腰下に設置されたクラッチカバーは、前部が肉抜きされた1971年モデル用を導入するなど、細部にビルダーのこだわりが伺える。バイク下の床には、豪華な1枚板を設置。シンプルながらスーパーカブ1台で、芸術性に富んだ演出が成されている。

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