トライアンフとブライトリングがコラボ……BIKES週間ニュースダイジェスト【2024年6月3日〜9日】

前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2024年6月3日〜9日に発表されたニュースを紹介する。

ブライトリング仕様のスピードトリプル1200RR

スイスの高級腕時計メーカーのブライトリングと、イギリスのバイクメーカーのトライアンフがコラボレーションした。「スピードトリプル 1200 RR ブライトリング Limited Edition」として世界限定270台の販売となる。日本での価格は299万5,000円。

また、ブライトリングからは限定ウォッチ「クロノマット B01 42 トライアンフ」が限定販売される。今回のスピードトリプルのオーナーに購入権が与えられるという。

スピードトリプル1200RRは、1158ccの水冷直列3気筒エンジン(最高出力180ps<132kW>/1万750rpm・最大トルク125Nm/9,000rpm)を搭載したストリートファイター。フロントにはアイコニックなロケットカウルを装備しているのが特徴のハイパワー車である。

限定モデルにはハンドルのステムにブライトリングのメーカーロゴと生産ナンバーを刻印。さらにフロントカウルとリアホイールの中央のキャップにブライトリングのロゴマークを配している。

カラーは専用色で、深みのあるマットグレーを基調に、メーカーロゴとフロントスポークはブライトリングらしいゴールドを採用。全体的に高級な質感を醸し出している。

ブライトリングの「クロノマット」は、イタリアのアクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」のために設計された腕時計。機械式のクロノグラフを採用。カラーリングや装飾、レザーストラップが限定品で、購入権者のバイクと同じシリアルナンバーが刻印されるという。

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ベスパにアイコニックな新色

ピアッジオグループ傘下スクーターメーカー、ベスパのスポーツモデル「GTV」にアイコニックな新色が登場した。「トラボルジェンテグレー」を新たに追加し、既存のサッビアベージュと併せて2色展開となり6月5日に発売。価格は91万3000円となっている。

「トラボルジェンテグレー」は、ブラックに近い深いマットグレーをベースに採用。シートやホイールといったパーツもブラック塗装されている。さらにオレンジを部分的に配色しているため、全体的にはモノトーンなカラーでも目を引く。

もうひとつの「サッビアベージュ」は、トラボルジェンテグレーのベージュ版といえる。よりクラシカルな雰囲気を持つ。

GTVはスポーティさを意識したモデル。フロントのホイールカバーに直付けされたヘッドライトを始め、灯火類はすべてLED化。円形のメーターもフルデジタルで、キーレスエントリーシステムを採用するなど先進的な装備を採用している。

エンジンは水冷の4ストローク単気筒SOHC。排気量278ccで、最高出力は17.5kW(23.8hp)/8,250rpm・最大トルク26Nm/5,250rpmの性能を持つ。

ボディは、ベスパの伝統であるスチールモノコック仕様。足回りはフロントは片持ちのリンクアーム式だが、リアは4段のスプリングプリロード調整機能付きツインショックとなっている。ブレーキは前後ディスクでABSが備わる。

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マットモーターサイクル「DRK-01」発売開始

新型のネイキッド「DRK-01」が6月28日(金)に発売される。価格は125ccが69万3,000円で、250ccが84万9,200円となる。全国のMUTT正規ディーラーで購入が可能だ。同社は新開発の水冷DOHC単気筒エンジンに6速MTを組み合わせている。さらにフロントにはΦ380mmのディスクブレーキおよび4ポッドキャリパーを装備し、安全性も高い。車体はトラッカーを彷彿とさせるレトロなデザインを採用している。

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トライアンフが多数のモデルに新色を追加

トライアンフが2024年モデルの新色を発表した。6モデルを対象に合計10色のアイコニックなカラーが設定された。詳細は以下となる。なお、価格はすべて税込み表示。

・スピードツイン900……マットファントムブラック/マットクリスタルホワイト(119万4,600円)
・スクランブラー900……キングフィッシャーブルー(140万4,600円)
・ボンネビルT100……アルミニウムシルバー/バハオレンジ(137万4,600円)
・ボンネビルT120……クリスタルホワイト/クランベリーレッド(171万8,600円)
・ボンネビルボバー……マットグラファイト/マットバハオレンジ(193万8,600円)
・ボンネビルスピードマスター……スノードニアホワイト/クランベリーレッド(193万8,600円)

KABUTOがオープンタイプの新ヘルメットを発表

オープンタイプのヘルメット(ジェット型)の新製品「エクシード-2」を6月上旬に発表・発売した。旧型を刷新したもので、「エアロシールド」を新採用。シールドの口元の形状を工夫したことで、ヘルメット内への巻き込み風を低減した。またシールドには、紫外線と赤外線をカットする機能も備わっている。

HYODが新エアバッグ発売記念イベントを開催

ウェア本体に内蔵されたセンサーにより転倒などを検知して瞬時に膨らむバイク用エアバッグ「HYOD AIR-BOOST」(税込5万4,890円)。その発売に合わせ、体感イベント「HYOD AIR-BOOST EXIBITION DAY」を開催する。開催場所は「ヒョウドウ・プラス浜松」(〒435-0051 静岡県浜松市中央区市野町2732)で、日時はは6月9日(日)の13時から。ゲストに、レーシングライダーの関口太郎選手と桐石瑠加選手、司会・進行にクリステル・チアリさんを迎える。また、仙台・東京・大阪・福岡にあるHYODの各店舗においても、6月16日(日)から順次体感イベントを開催する。

ハーレー初の「ブルスカ横浜」に1万1,000人が来場

例年は富士スピードウェイで開催されるハーレーダビッドソンの全国ミーティング「ブルースカイヘブン」に1万1,000人が来場したという。今回は会場を横浜みなとみらい地区に移しての開催となった。新車の展示や豪華アーティストを招いたステージイベント、さらに大注目のパレードは山下公園通りを使用した。能登地震の復興支援のために集めた募金額は106万5,600円となった。

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