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フランス南西部ビアリッツで開催されたイベント「Wheel and Wave」は、その名の通りWheel=バイク、Wave=サーフィンにスポット当てたライフスタイルイベント。ホンダは2017年から参加し、2020年からはカスタマイズコンテストを開催している。毎年異なる車種をベースに、ヨーロッパ各国の販売店やカスタムビルダーが車両を製作して、その技術の高さを競い合っている。今年の参加はイタリア、スペイン、フランス、ポルトガル、イギリス、ドイツ、ベルギー、スイス、トルコの9カ国で全16台が出品されている。イベントは6月12日から16日までの開催で、すでに終了しているが、特設のWebサイトでは車両の詳細が紹介され、お気に入りのバイクに投票することができる。もちろん日本からも投票可能なので、まずはWebサイトを覗いてみてほしい。CLシリーズやレブルのカスタムに参考になりそうなマシンも多いので、オーナーの方はぜひ。
フランス|Irezumi
@STARBIKE_HONDA @HONDAMOTOFR
その名前の如く、ジャパニーズ・タトゥである刺青をイメージ。タンクには上り龍や鯉をモチーフにしたカラフルなイラストがペイントされている。シートはタンカラーのレザーに張り替えられ、リヤフェンダーを取り払ってショートなスタイルに。エンジンのヘッドにもタトゥーのようなラインが。
イギリス|The Poseidon Project
@DOBLEMOTORCYCLES @HONDAUKMOTORCYCLES
海の美しさと力強さをオマージュして、南ロンドンのドブールモーターサイクルチームが製作。オーシャンブルーとグリーンのカラーリングが波を表現し、フューエルタンクにはエアブラシでポセイドンが描かれている。真鍮のライトガードや段付きのシートは、大航海時代の大型船をイメージ。
イタリア|Sterrato 500
@UNITGARAGE @HONDAMOTOITALIA
イタリア語で「オフロード」を意味する「Sterrato」と名付けられたこの車両は、その名が示す通りオフロード走行をイメージ。ホンダ純正オプションアクセサリーを使用して、CL500をオフロードマシンし仕上げている。派手さはないが、オフ車っぽさを表現している。
イタリア|Terra Battuta
@UNITGARAGE @HONDAMOTOITALIA
フラットロードからラフロードまで、どこまでも長距離を走り続けることができるオールラウンダー。リヤのサイドキャリアにはバッグとスケートボードが積載可能。ハンドルはパッドのついたアップタイプで、マフラーはアップショート。独自のスタイルを生み出している。
ドイツ|CL Surfer
@HONDAMOTORRAD_DE
シンプルさを追求した、日本のスカチューンにも通じるカスタムスタイル。シルバーのタンクにショートなシングルシートを組み合わせ、サイドカバーやエアクリーナーを取り外し、スイングアームを延長。タイヤは前後ともサイズアップしたオンロードタイプをチョイスし、ハンドルはセパレート。2本出しのショートマフラーも特徴的。
ベルギー|Flat Track500
@ANQUETYMOTORSPORT @HONDA.MOTO.BE
今回初参加となるベルギーは、アメリカのフラットトラックレースをオマージュしたスタイルを構築。機能美を表現し、サイドカバーやフロント&リヤフェンダーなどのパーツは取り去り、シートもシンプルで薄いダブルシートに変更。スイングアームはカンチレバー式に変更している。
スイス|Alpina 500
@MEISTERENGINEERING @HONDAMOTO_CH
ホンダスイスの創立50周年を記念したモデルとしてマイスターエンジニアリングと共同で製作。CBスタイルのフューエルタンクを採用し、サブフレームはポリッシュ加工。2本のエキパイが繋がるアップマフラーも特徴的。フラットトラッカーをベースにしたオリジナリティあふれるスタイル。
トルコ|Bunker imprint
@BUNKERCUSTOMCYCLES
今回が初参加となるトルコは、他のチームとは全く異なるカフェレーサースタイルで参戦。トルコではCL500は販売されていないため、唯一CL250をベースとしている。完全オリジナルのFRP製ハーフカウルを装着し、フロントフォークはCB250R用の倒立フォークを移植している。