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オーナー:菊壱さん
とことん『限界』のローダウン!
原付二種スクーターの中で、圧倒的な人気を誇るPCX。カスタムシーンでも注目度は高く、その大柄な車体はドレスアップすることで映える存在に生まれ変わる。流麗なエアロボディはローダウンするだけでカッコ良くなるのだが、このPCXが目指したのは『限界』のローダウン! フロントフォークは浅倉商事のインナースプリング+30mmカラー、リヤはYSS製285mmショックで低くスタイリッシュなフォルムを獲得した。
オーナーの菊壱さんが気になったのは、ややリヤ下がりに見えること。その原因は純正タイヤサイズで、現行のJK05からシート下トランクスペースを確保するためにリヤタイヤが13インチにサイズダウンしているのだ。これを少しでも改善するため、タイヤの扁平率はそのままに130幅から140幅へワイド化を実施。タイヤ外径が大きくなってフロントの14インチタイヤとバランスが取れ、見た目の印象がかなり良くなった。
ローダウンと同じくらいにこだわったのが、現行モデルのPCX(JK05)だということ。あまり外観をモディファイすると最新モデルという価値が薄れそうで、できるだけ外装はノーマルルックを残したそうだ。そんな中で技アリなカスタムが、スクリーンを純正形状のままクリアタイプに変更すること。車高が低く見える視覚効果はローダウンとの相性も良く、内側の黒い樹脂パーツをカーボン調に仕上げることで質感アップも実現できた。純正のスモークスクリーンでは見えないディテールをアピールすることで、さり気なく個性的にフェイスメイクしているのだ。
外装パーツをノーマルルックにこだわったぶん、エンジン周辺の機能系パーツは派手にカスタム! リアライズ製のマフラーはカチ上げたアップタイプをチョイスし、少しヤンチャなテイストをプラスした。反対側の駆動系はワンオフにてオープンプライマリー化。チーム名を入れたカバーの後方にはKN企画のクラッチアウターが見事に露出し、メカニカルなギミックが楽しめるようになっている。外観はあくまでPCXらしさを維持しつつ、バランス良くまとめられたカスタムは、いろいろ参考になるハイセンスな仕上がりだ。
ディテール解説
ライコランド小牧インター店に全国から約50台のPCXが集結!
晴天に恵まれた2024年4月28日、スクーター好きのユーチューバー「yutakaチャンネル」の声がけで東西からPCXが大集合! ライコランド小牧インター店のゴールデンウィークセールイベントに合わせ、新旧多彩なカスタムPCXが集まった。
集合写真/ライコランド小牧インター店にて
ライコランド小牧インター店
定期的に開催されるセールイベント
定期的に開催されるセールイベントでは、有名ブランドがデモ車などを直接持ち込んで製品PRや取り付けサービスを実施。気になるアイテムについて詳しく聞けるので、カスタマーから好評を博している。