ワンオフ加工なしでココまでできるの!? ポン付け駆使の極美PCXです。|PCX meeting 2024

SNSを中心に、ユーザーネットワークが活発化している車種はさまざま。PCXも例外ではなく、カスタムフリークを中心にオリジナリティの追求が盛り上がっている。去る4月28日、ライコランド小牧インター店にてPCXでは初となる全国オフが開催されたので取材を敢行! 今回はボルトオンパーツや貼るだけの簡単カスタムのみで仕上げたせいたろうさんのPCX(JK05)を紹介しよう。

<クレジット>
REPORT●川島秀俊(KAWASHIMA Hidetoshi)
PHOTO●重松浩平(SHIGEMATSU Kohei)

オーナー:せいたろう氏

赤い色目の汎用パーツやトライバル柄のステッカーなど、独自のオリジナリティを盛り込んでカスタムされたせいたろうさんのPCX。無加工のポン付けカスタムだけで、ここまでの存在感に仕上げられる。

赤い色目の汎用パーツやトライバル柄のステッカーなど、独自のオリジナリティを盛り込んでカスタムされたせいたろうさんのPCX。無加工のポン付けカスタムだけで、ここまでの存在感に仕上げられる。

無加工のボルトオンパーツ・貼るだけの簡単アイテム

いかにもカスタムされたというオーラを漂わせる現行型PCX。派手なキャンディレッドのボディはオールペンされたのではなく、JK05の初期型のみにラインアップされた「キャンディラスターレッド」という純正カラーだ。オーナーのせいたろうさんはデビュー間もないタイミングでPCXを手に入れたが、当初の苦労は専用カスタムパーツがまだ少ないこと。前モデルのJF81用の流用情報を得つつも、時には体当たりで流用カスタムにチャレンジし、ここまで存在感のあるフォルムに仕上げることができた。カスタムのポイントは、無加工のボルトオンパーツや貼るだけの簡単アイテムのみでどこまでできるのか? ということ。全方位に隙間なく発せられるカスタムテイストに、苦労と執念を感じさせる。

PCXカスタムの定番は、その流麗なボディをスタイリッシュに見せるローダウンだ。今でこそアフターパーツは充実しているが、せいたろうさんがカスタムを開始したのは新型がデビューした直後ということで前モデルのJF81用のエンデュランス製ローダウンサスペンションを流用。リヤは純正サスペンションの長さが異なることから、フロント側よりローダウンするフォルムが得られた。シートもJF81用の社外品だが、これは流用情報がない中で寸法から予測してチャレンジ! 見事にボルトオンできた際には「ホッとしました」という思い出を語ってくれた。ブレーキレバーはJK05からリヤがディスク化されたので専用品が必要と分かっており、似たレイアウトのADV150用を流用。今でこそ共通パーツと認識されているが、当時はドキドキしながらパーツを購入したという。

専用パーツがなければ汎用パーツで仕上げるというのもカスタムの手法で、スライダーやガード類、ミラー、フォグランプなども装着。できるだけボディカラーに合わせた赤系に統一することで、トータルコーディネートにこだわった。国内より先行して盛り上がる海外製カスタムパーツにも注目し、黒い樹脂部分をドレスアップする専用デカールは海外製品をネットで購入。トライバルデザインのステッカーもアクセントとして貼り、巧みにディテールアップしているのだ。

JK05専用パーツがリリースされ始めたことでカスタムは一気に進化! コタニモータース製のデビルマスクは、イメチェン効果が大きいことから注目ポイントとなっている。このデビルマスクにもひと手間が加えられており、四輪用の汎用カナードを貼ることで正面のエッジを強調。ポン付けするパーツにもオリジナリティをプラスし、個性を追求しているのだ。

ディテール解説

前後サスペンションはエンデュランス製のJF81用を流用してローダウン。リヤはJK05用の方が純正で長いため、よりローダウンするフォルムが得られた。
装着するパーツは赤系の色目にこだわってセレクト。初期型のみに設定された「キャンディラスターレッド」という純正色を最大限に活かす。
コタニモータース製のデビルマスクでフェイスイメージを一新! 正面のトップ部に四輪用のカナードを貼り、ワイルドな印象を高めている。
マフラーとオイルキャッチタンクは、ウイルズウィン製のチタンカラーでコーディネート。レッド系パーツとの相性はバッチリ!
セパレートハンドル、グリップ、レバー、ミラーなど、すべて赤系アルマイトパーツで統一。多くの汎用パーツを同色に徹底することで、一体感のあるカスタムに仕上がった。
車両がリリースされてすぐ購入したので、当時はJK05用シートがなく、ネット情報から推察して社外製JF81用を流用。無事にボルトオンできてホッとした。
純正ボディの樹脂部分に貼る海外製のドレスアップデカールやステップパーツ、交換装着するピニオンステップも赤系で統一。細部まで質感アップにこだわる。
アクスルスライダーやキャリパーガードは汎用品で、もちろん赤系パーツを選択。フォグランプはフォークアウターに合う黒系の汎用品を装着し、実用性とドレスアップを兼ねる。
エンデュランス製のローダウンリヤショックは、JF81用のレッドをチョイス。エアクリーナーはウイルズウィン製で、駆動系カバーに合わせたステンレス素材が質感を高めている。

ライコランド小牧インター店に全国から約50台のPCXが集結!

晴天に恵まれた2024年4月28日、スクーター好きのユーチューバー「yutakaチャンネル」の声がけで東西からPCXが大集合! ライコランド小牧インター店のゴールデンウィークセールイベントに合わせ、新旧多彩なカスタムPCXが集まった。

集合写真/ライコランド小牧インター店にて

ライコランド小牧インター店

イベントが開催された「ライコランド小牧インター店」は、愛知県小牧市の複合型商業施設「パワーズセンター小牧」敷地内に店を構える。国内2店舗目となるBEET JAPAN PROSHOPで、東海・関西地区唯一のNITRON SPECIAL SHOPでもある。

定期的に開催されるセールイベント

定期的に開催されるセールイベントでは、有名ブランドがデモ車などを直接持ち込んで製品PRや取り付けサービスを実施。気になるアイテムについて詳しく聞けるので、カスタマーから好評を博している。

イベント主催/yutakaチャンネル

主催したyutakaチャンネルではイベントの動画を配信中!

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