A1ライセンス(日本の原付2種)で乗れるスポーツモデル|アプリリア「RS125」と「トゥオーノ125」 2025年モデルを発表|EICMA2024

写真左)ビキニカウルを採用したネイキッド風スタイルのトゥオーノ125  写真右)フルカウルを装備したRS250
2024年11月5日~11月10日にイタリア・ミラノで開催された世界最大のモーターサイクルショー「EICMA(エイクマ)」。同イベントではイタリアのバイクブランド「アプリリア」が欧州のA1ライセンス(日本での原付2種/普通自動二輪小型限定)で乗車できるフルカウルを装備した「RS250」とビキニカウルを採用した「トゥオーノ125」の2025年モデルを発表した。 ※両車とも2024年現在、国内では未発売
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

アプリリア RS125(2025年モデル)

キングスネイク・ホワイト

シアニード・イエロー

アプリリア トゥオーノ125(2025年モデル)

ヴァイパー・イエロー

マンバ・グレー

2001年に登場した初代のRS125は、アルミ製ツインスパーフレームに水冷2ストローク単気筒124.8ccエンジンを搭載した、フルカウル採用の本格派レーサーレプリカモデル(2007年モデルまで生産)。

2012年、RS125の継承モデルとしてアルミ製ペリメターフレームに水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ124ccエンジンを搭載した、4ストエンジン搭載版の「RS4 125」が登場(2018年モデルまで生産)。

2021年、従来のRS4 125が「RS125」の名称となって“復活”。アルミ製ペリメターフレームに搭載された水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ124ccエンジンはアップデートされ、外装デザインも一新。灯火類はLEDに進化した。

2017年に発売されたトゥオーノ125は、フルカウル付きのRS4 125をベースに、ビキニカウル付き(ハーフカウル+アンダーカウル)のネイキッド風に仕上げたストリートスポーツ。2021年にマイナーチェンジされ、外装デザインを一新。灯火類はLEDに変更された。

2024年現在、欧州で発売中(国内では未導入)のRS125&トゥオーノ125とも、新型の2025年モデルは外装類のグラフィックや細部デザインを変更。

電子制御システムも充実しており、解除可能なトラクションコントロール、緊急ブレーキ時の転倒を防止するABSを導入。これらにより前後の車輪がグリップを失うことなく、コーナリング時やブレーキング時の安定性向上を実現。

エンジンは前モデルをベースに、エンジン内部の細部やマフラー等を全面的に見直し、最新の排ガス規制(ユーロ5プラス)に適合。最高出力は11kW(15ps)/10,000rpmから11kW(15ps)/10,500rpmへと回転数が変更され、最大トルクは11.2N・m/8,000rpmから11.5N・m/8,500rpmにアップされた。

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