

バイクユーザーの高齢化が話題になりがちだが、最近ではモトブログ系のユーチューバーも増え、若手のバイク乗りも増えてきている。各地で開催されるイベントでも10代、20代の若い人が増えて、おじさんライダーとしては嬉しい限りだが、今年の大阪モーターサイクルショーと東京モーターサイクルショーは、いやに若い女子が多いなぁと感じませんでしたか? その理由は「さとみ(すとぷり)が大阪・東京モーターサイクルショー公式アンバサダーに就任」ということ。すとぷりを知らない世代には意味がわからないという人もいるだろう。そんなベテラン世代に簡単に説明すると、「すとぷり」とは、ネットを中心に活動するクリエイター集団で、「莉犬」「るぅと」「ころん」「さとみ」「ななもり。」「ジェル」の6人からなる2.5次元アイドルグループ。それぞれがライブ配信や動画製作、アニメ制作、歌、楽曲制作などで活躍し、普段のメンバーは絵やアニメで表現されているが、ライブでは素顔を公開していることから2.5次元アイドルと呼ばれている。今回アンバサダーに就任した「さとみ」は歌唱力でも評価されている、ゲーム配信が人気の配信者。メンバーの中では最年長でメンバーカラーはピンクを担当している。

このさとみクンのおかげか、今年のモーターサイクルショーには若い女性が多い印象。当日の会場では今回のために書き下ろされたイラストを使用したパネルの前で、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクにまたがって一緒に写真が撮れるフォトブースを用意。また、会場内の5カ所を回ってスマホでデジタルスタンプを集めると限定のノベルティがもらえるなどの会場限定企画も。また、今回のモーターサイクルショーに合わせてテーマソングを発表。さらに会場内ではさとみクンによるアナウンスがあるなど、ファンにとっては嬉しい1日となったはず。中には一見バイクとは縁がなさそうな、いわゆる地雷系ファッションの女の子もいたが、なんにせよバイクに興味を持ってくれるのは嬉しいこと。さとみクンを通じてバイク乗りが増えてくれるのを期待したいね。

