
1962年の創業以来、60年以上にわたってヘルメットを製造してきたマルシン工業が、東京モーターサイクルショーに初出展。人気のジェットヘルメットを中心に、ユニークなモデルも出品されていた。
中でも注目なのが、クラシカルなフォルムのMZ-HALF。1970年代後半に人気を博したハーフタイプヘルメットのBeetle(海外ではMZ-Hとして販売)を現代の安全基準にアップデートして復刻。帽体の縁には太い縁ゴムを配し、懐かしスタイルのショートバイザーを標準装備することで当時の雰囲気を再現。ベーシックなソリッドカラーに加え、当時のBeetleをオマージュしたカラーなど、3タイプのグラフィックを用意している。オプションでクリアーカラーなど6色のヴィンテージバイザーも用意されているので、組み合わせて楽しむことができる。このMZ―HALFのもう一つの注目ポイントは、国内メーカーとして初めてスピーカーホルダーが付いたイヤーカバーが標準装備されていること。スピーカーは45〜60mmまで対応しているので、ほとんどのインカムやブルートゥーススピーカーが装着できる。ハーフタイプヘルメットでも、ツーリング中に仲間たちと交信が可能になった。価格は単色が1万2100円、グラフィックは1万3750円。サイズはフリー(57〜60cm未満)となっている。また、スピーカーホルダー付きのイヤーカバーは単品でも販売(2640円)されているため、同形状の帽体を採用するBUBBLERIDER HARFやMP-110にも装着可能。


また、人気のジェットヘルメットBUBBLE RIDERに帽体の小さいレディースサイズのモデルを用意。これまで標準モデルのフリーサイズやMサイズではブカブカに感じていた女性ライダーに向け、一回り小さくフィット感の高いモデルとした。Mサイズは54〜55cm、Lサイズは56〜57cmとなっており、メンズモデルより小さめ。内装は取り外して洗うことができ、サイズが合わなければオプションパーツで交換することができる。価格は1万1000円。今回の東京モーターサイクルショーには、現在の製品版にはないパステルカラーの特別仕様を展示。反響が良ければラインナップに追加される可能性あり。
